デジカメ農作業日記 (2004年7月)

2004/07/30
 定点観測地点の田んぼ。
数日前から穂が出始め、ほぼ稲穂が出揃いました。


 稲の花は穂が出ると同時に咲き始めます。今、盛んに花が咲き誇ってます。
昨年の冷害時の花とは 勢いが違います。
花が咲き直ちに受精した子房は、発達し玄米になります。
「玄米はイネの果実」である。といわれています。


 受精の翌日から、子房は主として縦に伸び、5〜6日後には米粒の長さが決まり、その後 米粒の幅が肥大し、最後に厚さが肥大すると言われています。
穂が出てから、約45日目頃に完熟期を迎えます。


 畦草刈作業も もう少し。
今日は、気温がどんどん上昇。


 寒暖計は33度。
夕方になっても、蒸し暑く時折吹く風と共に イネの花の香りが広がってきました。


 夕方、田んぼの見まわり作業をして、ふと空を見上げると 真ん丸いお月様。

 風に揺らぐ稲穂の海に、夕闇が迫り煌々と輝きを増すお月様。

 なんともいえない風景が広がりました。

2004/07/27
 昨日と同様に午前中 昼までは気温がどんどん上昇しました。
ところが、午後3時頃から 沖あげ(海風)が吹いてくると一気に 涼しくなります。


 東の阿武隈山系を越えると直ぐ 海です。
我が家から海まで 車で30分程。
冷たい海風が阿武隈山系を越え角田盆地に降りてくるとキリが発生します。
昨年は、太平洋の海水温が低いうえに夏場に毎日のように 沖上げが吹いた ため、冷夏となりました。


 阿武隈山系が奥羽山脈のように あと1,000m高かったら、角田は沖上げが 吹けば吹くほど 毎日が晴れ。冷害はないのですが。

 このところ、毎日 田んぼの草刈作業です。
夕方、沖上げが吹いてきたので一気に気温が下がり 汗もかかずに作業が
出来ました。


 夜は、農業公社でホームページ運営について話し合い。
インターネットを利用して、最終的に角田の百姓として何を発信し、農業者の生き残り 戦略をどのように構築するか。
突っ込んだ議論をしました。
それにしても、農業のITが叫ばれて 10年以上が経つというのに行政機関の 農業IT化に関してのソフトの蓄積が殆どないとは・・・。
これまでの、多額の農林予算は何処で 誰が食ってしまったのか。
何とか、角田から形にしたいものだ。


2004/07/26
 26日、朝5時前、夏の一日の始まりです。
今日もまた、真っ赤な太陽が昇ってきました。
暑さを予感させる太陽です。


 草刈は、朝が一番です。
朝仕事で、汗をビッショリかいてから 朝ご飯。
結局、昼までにどんどん気温が上昇しました。


2004/07/25
 年二回の集落共同作業。
春と夏。春は用水路の手入れ。
夏は、排水路の草刈作業。


 最近は、非農家の人も多くなりましたので幹線道路の草刈や空き缶拾い等も行ないます。

 朝5時。
梅雨明け以来 真夏日が続いています。
今日も暑さを予感させるような 真っ赤な太陽が昇ってきました。


 正午過ぎまで、田んぼの草刈作業をしていましたが、さすがに 暑いです。
水を飲み飲み作業をしていますが 作業服が汗でビッショリ濡れました。


 田んぼの畦草刈をしていると、隣の田んぼでは、稲穂が盛んに出てきてます。
時刻は、午前11時45分。
盛んに花を咲かせています。


 去年のような 弱弱しい花ではありません。
今年こそは、豊作を期待できるしっかりした花です。


 これから、方々の田んぼで盛んに穂が出てきます。
広い田んぼ全体が、稲の花の香りにつつまれるでしょう。


2004/07/23
 昨日、梅雨明けしました。
今年の梅雨は、空梅雨だったといえます。
稲の生育は、極めて順調で出穂直前の田んぼがたくさんあります。
夕日も 夏らしくなってきました。


 午前中 農業公社に東京大学農学部3年の学生さんが「あぶくま農学校」等農業公社の事業について 調査にやってきました。
今日は、公社の視察が3件重なったということで、公社事業の説明役として公社に呼ばれました。
農業経済専攻の学生さんたちで、今回 JAを中心に2泊3日の日程で、角田市の農業構造について フィールドワークにやってきました。
いずれも、卒業後 就職予定とか。「東大ということであれば、就職は楽勝だろう」と 質問したら
現実は、そうではなくて、に農学部というと なかなか厳しいものがあるといっていました。
話をしていて、少しは感度が良い様だが、ホントのところ 何か分かったのかね。
まあ、しっかり勉強しろやな。


2004/07/21
 定点観測地の田んぼです。

 最後の葉(止葉)がすっかり伸びきり、茎が丸みをおび(穂ばらみ期と呼ばれています)出穂まで数日となりました。

 穂ばらみ期間は出穂前約6日間だといわれています。今月中には、穂が出揃うでしょう。

 関東地方は、連日猛暑。東京では、今朝の最低気温が30度以上あったといいます。
日中の最高気温も、昨日は、39度 今日も38度、考えられない猛暑となっています。


 午前中、雨がぱらついたものの 午後から青空が広がり、梅雨明け宣言を待つばかり。

 夕方 田んぼの畦草刈作業をしていて、走りッ穂を発見。
もう直ぐ一斉に 出穂期がやってきます。
今年こそは、広い田んぼいっぱいに稲の花の香りが広がるでしょう。
イネの花が咲く最適温度は、30度から35度だといわれています。


 稲の花は、午前9時ごろから咲き始め、11時頃を中心に盛んに咲き、午後1時頃には
終わると言われています。
田んぼに、出かけたら白い可憐なイネの花をじっくり観察してください。


2004/07/19
 午前中 蒸し暑く 田んぼの畦草刈をしていると 額から汗が滴り落ちます。

 昨夜のテレビで、、夏に脳梗塞が多い。暑い時は水分補給をこまめに。と言ってましたね。
水筒持参で、水を飲みのみ 作業。


 昼寝をしていると、スコールを思わせる もの凄いにわか雨。
夕方にも、スコールのような 雨。 雨に濡れての草刈作業も悪くは、ありませんね。


2004/07/18
 一週間ぶりに青空が広がりました。
気温も 上がり久しぶりに真夏日。
汗をかきながら 田んぼの草刈作業をしました。


2004/07/17
 12日以来 毎日梅雨空が続いています。
関東地方は、毎日 真夏日 猛暑が続いているといいます。
今日も、朝から雨模様。


 幸い、気温が高く咲く昨年の様な 障害型の冷害の危険性はありません。
午後から、雨が上がり明るくなったものの、なかなか晴れてくれません。


 今日は、午前中から雨の中 田んぼの水を落水しました。
今年は、稲の生育が早く、殆どの田んぼでは、減数分裂期(花粉のできる)最盛期が過ぎて、障害不稔の危険性がなくなしたので、先日 溝きり作業を していた田んぼの手入れをしながら 落水作業をしました。


 稲の最後に出る葉を、止葉といいます。
止葉がすっかり出ました。
稲の穂も 穂はらみ期(出穂約6日前)になっています。


 少し専門的になりますが、稲の葉は葉鞘と葉身からなり、その境目に葉耳と呼ばれるものがあります。
白いチョウク(上下)の所です。
上の所は、止葉、下が上から2番目の葉耳です。
止葉の葉耳がつき抜け 上から2番目の葉耳から10センチ程上に伸びています。この時期で減数分裂期がほぼ終わったといわれています。
昨年は、この時期(減数分裂期)に17度以下の強烈な低温にあって冷害が決定的になったのです。


2004/07/13
 定点観測のイネです。

 先月末から一昨日まで、真夏日の毎日。
この高温と晴天続きで、稲の穂も一気に育ってきました。


 茎が立ち、茎が丸みを帯びてきました。
穂バラミ期を向かえました。


 穂の長さが10センチ以上あります。
早いものは、花粉の出来る減数分裂期の最盛期をむかえました。
昨年は、この時期にまともに 17度以下の強烈な低温を受けました。


 昨日、今日と雨が降り肌寒く感じますが、日中の気温が20度以上あります。
障害不稔の心配は、いらないでしょう。


 雨模様の天気でしたが、ミゾきり作業をしました。
落水は、天候が回復してから予定しています。


 今年導入した 多目的田植え機による作業は たいへん楽ですし 能率も上がります。

2004/07/12
 昨日、角田市長選挙投票日。
 我が佐藤市長 見事 三選。
連日 30度を越す暑い暑い 毎日でした。
選挙が終わったとたん、今日は気温20度。
夕方、半袖では寒いくらいでした。
遅れていた田んぼの ミゾきり作業を午後からしました。
今年 導入した多目的田植え機による、ミゾきり作業です。
乗って作業が出来ますので楽になりました。


 イネの茎が立ち、丸みをおびてきました。
茎を数本抜いて幼穂を確認。
これまた、ビックリ。
予想以上に 穂が大きくなっています。
5月7日に植えた 「まなむすめ」です。


 穂が10センチ程に育ち、減数分裂期の最盛期です。
気温が少し低いですが、昨年のような障害不稔の心配は大丈夫でしょう。
このまま順調に育てば、あと10日で穂が顔をだしてきます。
選挙で熱くなり、暑い暑いといっているうちに、稲は急激に育っていました。


2004/07/09
 JICA角田研修最終日。

  朝食の後、我が家の母ちゃんと一緒に 地元 北角田中学校の挨拶運動に参加。

 

 

 校長先生のはからいで、中学校の授業を見学させてもらいました。

 角田を離れるにあたって、角田市内を一望できる、

 HIIロケット実物大模型がある台山公園の展望台へ。

 角田市内のレストランで反省会。

 ご苦労様でした。

 研修員から、角田の印象と感想をのべてもらいました。

 ホストファミりィーを含めて全員で 記念撮影。
ご苦労様でした。


 また、来年 お待ちしております。
お元気で。


2004/07/08
 6日〜8日まで3日間。
地元 北角田中学校三年生 6名が職場体験で我が家ににやってきました。


 行事が一気に重なりましたが、何とか無事 終わりました。

 大豆畑の草取りや 田んぼの畦草刈を手伝ってもらいました。
丁度、暑い最中 ご苦労様!!


2004/07/07
 JICA角田市農家調査プログラム 恒例の地元北郷小学校訪問。
全校生徒が一同に集まり歓迎式。
自己紹介をしてから、学年ごとにキューバについて質問タイム。


 キューバの昆虫は?日本に来て最初に覚えた日本語は?日本の食べ物で好きな物は?
キューバってどんな所? キューバの人は どんな食べ物を食べてますか?
キューバの果物はな〜〜に?


 近の子供達は、外国人を見ても物怖じしませんよね。
積極的に質問してきます。


 「世界には、英語が通じない国がたくさんあります。世界には、たくさんの言葉があることを理解してください。
今日は、スペイン語に接する事が出来る北郷小学校の皆さんは、大変幸せですよ・・・・・。」という渡辺校長先生の言葉が
印象的でした。


 このプロジェクト最大の課題は、農家調査。通訳の増田さんと共に 我が家の経営調査を半日かけておこないました。

 夜は、家族と一緒に食事。
我が家に泊ったのは、稲作研修官のホルヘさんと米流通企業職員 アルベルトさんの二人です。


 大豆畑で中耕作業をしていた、友人の菊地さんと記念撮影。

2004/07/06
 朝から快晴。
気温はグングン上昇。30度を越え今年一番の気温になりました。
キューバの人達研修 2日目。


 今年の研修は、小学校訪問を除いて期間中ホームスティー宅でお世話していただく 時間を多くとりました。
市内の農業施設などの見学は、止めました。


 その分、角田の日常に接する時間は確実に多くなる筈です。
午前中は、地元の北角田中学校の職場体験学習と一緒になった事や、あまりにも 気温が高くなったので 外での仕事はしませんでしたが午後3時過ぎから畦草刈りをしてもらいました。


 

 

 去年もそうでしたが、キューバの人達は実に良く働きます。
しかも、機械操作の理解も早く、何より やる気を感じます。


2004/07/05
 今年もJICA稲作研修員の皆さんがやってきました。
キューバの稲作指導員、研究者の皆さんがホームスティーをしながら 約一週間ほど角田で稲作農家の調査をしていきます。


 このプロジェクトは、ODAの一環で昨年から向う5年間でキューバから50人の稲作 指導員を日本に招聘するものです。
3月から11月まで、筑波国際センターで基本的な稲作技術を学びながら 随時 日本国内を回り研修するものです。


 角田に到着。初日はJA、市役所等の表敬訪問。
今年は、市長選挙の最中。


 何でも、勉強。早速 日本の選挙事務所の見学と挨拶。(これは、番外サービス)

 先ずは、アジアの農民と手をつなぐ会事務局 JA本部へ表敬訪問。
佐藤組合長、浅野専務、小島常務からJAの説明。


 キューバは、米が主食。政府の米買入価格は、一キロ2円。一般の米の値段は、1キロ約22円。国民は、医療費 無料。

 教育費も小学校から大学まで無料、国家で負担する。など有意義な意見交換をしました。

 今回やってきたのは、中堅稲作指導員など10人とJICAの職員など5名、計15名です。
通訳の研修監理員の増田さんと片野さんです。通訳のプロです。昨年もお世話になりました。


 角田市役所に表敬訪問。

 今年は市長選挙の最中という事で、遠藤教育長と石田助役が対応しました。

 教育長はじめ、外国人の扱いは手馴れたもの。

 夜は歓迎パーティー。夕方 少し時間が出来たので、飛び入りで市内の曹洞宗「長泉寺」を見学。
県内屈指の檀家を有する、400年以上の歴史があるお寺です。


 奥野住職さんには、飛び入りでしたが 快くお寺の説明をしていただきました。
総漆造りの座禅堂は、東北ではここだけ。仏教の心をお話いただきました。


 夜は、シンケンファクトリーで歓迎パーティー。

 地元の君萱地区に伝わる、お神楽も交えて

 楽しいひと時を 過ごしました。

2004/07/02
 梅雨というのに、秋を思わせる高い空、爽やかな乾いた風。
梅雨は、何処に言ったのでしょう。
このまま、梅雨明けとなるのでしょうか。
夕方は、半袖では寒いくらいでした。


 埼玉 見沼たんぼ福祉農園のスタッフ 吉岡君が2週間前より 我が家に泊まりこみ
角田の福祉施設「虹の園」で福祉の実習をしてきました。


 立教大学コミニティー福祉学部4年在学。今回は、福祉関係の国家資格取得の為の実習でやってきました。
今日で実習が終了。ご苦労様でした。卒業後は、高齢者・障害者を対象にした大手の
旅行会社で働く事が決まったとか。


 5月3日に植えた「ひとめぼれ」です。
節間が伸び始め、先端に綿毛のような幼穂が確認できます。
ことしもイネにとって大切な時期をむかえました。
これから、一ヶ月の天候が作柄を決定します。


2004/07/01
 今年も、半年過ぎました。
梅雨の最中というのに、雲ひとつない 爽やかな朝。


 今日から、7月。
7月1日現在のイネの生育概要が普及センターから発表されました。


 6月下旬の気温は、平年より3.9度高く、日照時間は、平年の161%と大幅に上回り
葉令は、平年を上回り3〜5日程度進んでいる状況とか。


 生育の早い所では、幼穂が確認されたといいます。
いよいよ稲作にとって一番大事な時期にを迎えようとしています。
穂の赤ちゃんが出来てから、お盆までの天候で今年の作柄が決まります。
今年こそ 豊作を!!!