デジカメ農作業日記 (2005年5月)

2005/05/30
 朝 霧雨が降る中を田んぼの見回り作業。
肌寒い日が続いています。


 午後から 角田市農業振興公社の第6回通常総会。
日本農政の新しい流れを角田から。
そんな意気込みで、事業展開中!!


2005/05/28
 昨日は、夕方から雷様。
稲妻が走り、夕方田んぼで 仕事をしていると怖いくらいでした。 
雷雨でした。


 朝起きて、田んぼを見回りビックリ。
地域の田んぼ全体が、緑に輝いています。


 稲妻!!! イネの妻 と書きます。
辞書には、〔「稲の夫(つま)」の意。古代、稲は稲妻をうけて結実すると信じられたことから〕雷雲の間、あるいは雷雲と地面との間に起こる放電現象によりひらめく火花。稲光。・・・・・
と書いてあります。


 雷が発生し、稲妻が走ると空気中のチッソが固定し 植物に有効なチッソ成分に変化し雨と共に地上に降るのだということを聞いたことがあります。 真意の程は、分かりませんが
確かに 雷様が発生し雷雨の後は、田んぼの様子が一変します。
 みずみずしい田んぼに 生まれ変わるのです。


 朝仕事から田んぼの草刈作業の日々です。
麦畑の大麦も野毛の先端が色付くて来ます。
例年より生育が 遅れているようです。
もう直ぐ「麦秋」の季節がやってきます。


2005/05/26
 東風が吹き寒い一日でした。
午後からは、典型的な ヤマセ が吹きました。


 東のあぶくま山地に 太平洋からの冷たい風(通称沖上げ。ヤマセ)が我が伊具盆地に 入ってくる様子が 雲の流れとなってハッキリ分かりました。
いつになったら、初夏の気分をゆっくり満喫できるのでしょうか。


2005/05/25
 ホントに今年の天気は、へんです。
空の色が 初夏の感じになりません。


 田んぼの生育も 遅れていますし麦の生育はじめ 全般的に遅れています。

 植えたままの状態の田んぼも、方々に見かけられます。

 田んぼに今年も、カブトエビが泳いでいる姿をみつけました。
昨年は、見かけなかった田んぼです。
確実に増えているようです。


2005/05/24
 22日頃から気温が上がり、田んぼも活気がでてきました。
朝日に、光が躍ってます。
田んぼや転作田の草刈作業を始めました。
現在、田んぼの作業の殆どは、機械化され機械に乗って作業が出来ます。


 耕作面積の拡大に伴い、大きな課題になっているのが、田んぼ周辺の草刈作業です。
田んぼ仕事で、唯一 乗って作業が出来ないのが田んぼの 畦の草刈作業です。


 我が家でも、全耕作面積24ヘクタールの草刈作業を一回まわるのに約10日日かかります。それを、年に最低3回刈ります。
約30日間は草刈作業をしている事になります。


 数年前よりトラクターが走れる田んぼ周辺の路肩の草刈は、モアーで作業をするようになったので 少しは能率的に作業が出来るようになりました。

2005/05/23
 毎年定点観測している田んぼのイネです。
5月3日 田植え。
今年は、連休中は 暖かな穏やかな日が続きましたが、10日~20日までは極端に気温が下がり、最高気温が10度前後という日が数日ありました。


 連休の連休の早い時期に田植えした田んぼは、このところの暖かさで生育がグングン生育が持ち直しましたが、10日から植え始めた中途半端な田んぼは低温の影響をまともに 受けて生育が極端に停滞している田んぼが見かけられます。

2005/05/21
 朝5時過ぎ。
田んぼの草刈作業が、方々の田んぼで見かけられます。
今年の天気は、変です。
極端に暑かったり、寒かったり。
気温の変動が激しい。


2005/05/20
 昨日の風も収まり、朝から初夏の日差しに水面に光が躍っています。
気温もグングン上昇。最高気温が25度。
久しぶりの夏日になりました。


 このところ、毎日 半日程度の会議が続いています。
今日は、午後から農業公社の理事会。


 今年の、天気は確かに変です。
極端に暑かったたり、寒さが来ると最高気温が10度前後と冷え込みます。
秋の収穫まで、気の抜けない年になりそうです。
田んぼの稲の生育は、無事に根付いたものの その後の生育は停滞気味です。
田んぼの見回りが 主な仕事の日々が続いています。


 今年の作付け面積は、15ヘクタール。
全部の田んぼの見回りをするのに、一回の車の走行距離だけでも約16キロ走ります。
一枚ごとに、田んぼもケイハンを歩き見回りすると、急いで見ても3時間かかります。


 寒さの日が続き、シャッターを切る気分になれませんでしたが、夕方田んぼの見回りをしていて、久しぶりに夕日に感動しました。
数日前の 空の色とはまったく違う世界が広がりました。


2005/05/19
 1週間あまり続いた極端な低温もようやく過ぎ、一安心。
しかし、午前中から強い西風。


 大型の田んぼは、強い西風に田んぼの水が東側に吹き寄せられます。
麦畑の麦も、強い西風に激しく揺られています。


2005/05/15
 朝6時集合。
三男と長女の通う北郷小学校の 親子奉仕作業です。


 学校の事は、殆ど母親任せ。
年に一回の奉仕作業ぐらいは、私の役目。


 大麦の消毒作業を7時ごろから親父と二人で始めました。
赤カビ病の予防の為です。


 赤カビは、人畜に悪い影響を及ぼすので一番 嫌われます。
田植え作業の為、少し時期が遅れ気味ですが最小限の防除作業は欠かせません。


 私の集落では、大麦の栽培をする人が2戸だけになってしまいました。
儲からないからと言うのが大きな理由ですが、我が家で大豆を作る限り大麦栽培も続けます。


 先週に入り 低温注意報が連続出ています。
久しぶりに青空を見た感じ。しかし、空の色は 冬の色です。
ここ数日は、最高気温が10度前後。
肌寒いと言うよりは、寒い日が続いています。


2005/05/12
 最高気温 10度。
たいへん肌寒い一日で、午後から 雨が降ってきました。
今日で 今年の田植え作業が 無事完了しました。
今日は、朝からドンより曇り空。午後から雨がふりだしたものの 午前中は何とか 持ちました。


 午前中 東京目黒区 緑ヶ丘小学校5年生62名 生徒の皆さんと 私の地元 角田市市立 北郷小学校5年生 35名。
の皆さんと 合同の田植え作業がありました。
緑ヶ丘小学校の稲田校長先生も大ハッスル。北郷小学校の渡辺校長先生もカスリ、モンペ姿でやる気満々。


 これは、あぶくま農学校 食農学習の里づくり角田農業体験学習「春」の農作業体験学習の一環として行なわれたものです。

 東京目黒区緑ヶ丘小学校5年生の皆さんが 角田市の田んぼに来て 農作業の体験学習を始めてから 今年で6年になります。

 あぶくま農学校は、学校といっても 校舎や校庭、教室はありません。
私の住んでいる 角田市の広い田んぼや畑 山々など全ての 角田の広い大地 空 すべてが校舎であり、校庭 教室です。


 田んぼで田植えが始まる前に、北郷小学校の体育館で 「平成17年度あぶくま農学校の入学式」が行なわれ。
その席上、事務局より これまで あぶくま農学校の卒業生が 目黒区の小学生が約2百名。地元の学生が2百の
合わせて 400名になると言う報告がありました。


 目黒区と角田市の交流事業は、年々盛んになってきてます。
今回の 緑ヶ丘小学校の生徒さんや 先生の方々だけではなく、 目黒区の住民組織の代表の方々 6名の皆さんも同行してきました。
目黒区の小学校の 稲作交流事業は 今から15年ほど前 から続いている。


 1990年 当時の角田市農協青年部が中心となって行なわれた 稲作シンポジュームを契機に、都会の消費の皆さんに お米に生産現場に 関心を持ってもらいたい と言う事で、角田市と交流が始まろうとしていた 東京目黒区の公立小学校22校に 希望を取って ササニシキの苗と角田の田んぼの土を セットで送り 小学校で稲を育てていただく事を始めました。

 田植えの指導、イネの管理作業の指導、収穫指導年 3回目黒区の小学校を 訪問。
その時々の農業の生産現場の話を この10数年来続けてきました。


 当時は、まだ 日本コメは 食料管理制度が続いていた、いわば国家管理で 稲作の生産システムが全て 生産者は受身で何か問題があると 全て被害者意識的発想で 政治的解決を農政運動と称してやっていた時代。

 お米は、国会議員の皆様だけに食べてもらうんではない。 多くの全ての 日本人に食べていただいている。
JAを中心とする農政運動の方針に大きな疑問を感じ、始まった目黒区小学校との 稲作交流事業 10数年が経って
 ようやく いろんな交流の広がりが始まっているのを見るにつけ、交流事業は、継続が大切だ! と言う事をあらためて感じている今日この頃です。


2005/05/11
 朝、4時、朝仕事の始まりです。
昨日は、強い風が吹きましたが今日は、快晴穏やかな 五月晴れになりそうです。


 代掻き作業は、完了しましたので あとは植えるだけです。
最初に植えた、苗は新しい根がしっかりと伸びてきました。


 真っ白な根。
これで、田んぼに移植された、苗は自分の力で生きていけます。
先ずは、一安心。
それにしても、新しい命は実にきれいです。


2005/05/07
 東京は新宿育ち。
長男がお世話になっている龍君が3日以来あす8日まで田植え応援にきてくれました。
今日は、昨夜からの雨も昼前には上がりスッゴク綺麗な青空。


 田植え機の運転も、手伝ってもらいました。
超忙しいので、ろくな接待の出来ませんでした。


 今日で 約10ヘクタールの田植えが終了。
一日平均2ヘクタールの田植えをこなしました。


 これからは、飛び地で小さい田んぼがたくさんありますので 作業能率が上がりません。
今日は、少々 疲れを感じます。
早く寝ましょう。


2005/05/06
 ここ数日の暖かさで、暖められた用水が朝の冷えた空気に触れ湯気のようにモヤが立ちこめます。

 綺麗な朝日が昇って来たものの 日中は気温が上がらず寒い一日となりました。

2005/05/05
 今日は、子供の日。今日も暖かく、田植え日和。
今年の連休は、天候にも恵まれ、上々の田植え作業のスタートなりました。
田植え作業をしながら、夕日の美しさ思わずデジカメに手がいきます。


2005/05/04
 田植え2日目。
最高気温、27度。夏日です。


 風があったものの、最高の田植え日和。
連休とあって 親戚や東京からの田植え助っ人で、大賑わい。


 子供達と家族そして田植え手伝いを合わせて総勢20人。
昼食は、たいへんな賑わいでした。


 山田屋のお嬢さんも、田植え機に乗ってハッスル。

 最高の五月晴れ。天気が良いと 仕事をしていても幸せを感じます。

 我が家の三男坊。あまりの暑さに田んぼにダイビング。
そろそろ、泥んこ遊びも卒業しても良いと思うのですが。
お客さんも多かったので 大ハッスルでした。


 夏日を象徴するかのような、暖かな夕日。

 助っ人がたくさん来ましたので、仕事もはかどります。

 午前10時から田植え作業を始めて 夕方まで 2.2ヘクタールを植えました。

2005/05/03
 朝4時30分
今日は、初田植え。夜 放射冷却現象で朝方急激に気温が下がってきました。
急に冷え込んだ為、排水路から水蒸気が発生しました。


 日の出前には、代掻き作業が始まってます。

 天気は、最高。
今年も 田植えが始まりました。


代掻き作業、田植え、田んぼの水管理等、複数の仕事が同時進行で進んでいきます。

 今年も立派な 苗に仕上がりました。

 びっしりと根が張っています。

 夕方、東京調布のお米館・山田屋本店の奥様とお嬢様が田植えの体験にやってきました。

 夜、美味いコメ研究会の会員で、歓迎会。
会員の半分は、肥育牛を飼ってます。


 最高の、仙台牛でバーベキューパーティーでもてなしました。

2005/05/02
 昨夜 降った雨は 少しだけ。
風が少し吹いたものの、昼に近づくにつれて 青空が広がりました。


 朝 起きて田んぼに直行。
代掻き作業が進まない事には、田植えが出来ません。
田んぼいにトラクターが、一斉にトラクターが出てきました。
方々で 盛んに代掻き作業が始まりました。


  朝早くから 夜までトラクター作業が続きます。
明日から田植え作業を始める予定です。
昨年から、用水時期がを1週間 遅くする 馬鹿げた なんら根拠のない、いたずらとしか思えない無責任な行政指導の為、作業に余裕がまったくなくなりました。


 代掻きして一日もおかずに、田植えという作業が 2週間あまり続きます。
78歳の親父も、20馬力のトラクターで代掻き作業の手伝いです。
頑張るしかないでしょう。


 麦畑も、穂が出てきました。
どんどん草丈が伸びてきました。


 それにしても、

 夕日は

 今シーズン最高のドラマを演出してくれました。

 日も高くなり夕方6時15分。

 蔵王の山々に、

 日が沈んでいきました。

2005/05/01
 朝4時前。

 あたりが明るくなってます。
昨夜、水を入れた田んぼの、点検の為 真っ先に軽トラで田んぼに直行。


 5時。田んぼの見回りを終え、早速 トラクターで代掻き作業。
いよいよ、今年も田植え戦争が始まりました。
代掻き作業をしないと 田植えが出来ません。
今年は、乾燥が続いた為 田んぼに水がたまるのに 時間がかかります。


 おかしいもので、余裕を持って水を引くと 水争いはないのですが、全員で水を引き始めるとたちまち、水が田んぼに入らなくなります。
この気持ちは、百姓を永年続けている人にだけしか、わからない複雑な心境になるのです。


 先ずは、快晴の五月晴れ。 気持ち良い朝です。いよいよ、田んぼに水が入りました。