デジカメ農作業日記 (2008年5月)

2008/05/31
 午後から 市民センターで 東京目黒区と角田市の友好都市締結式に参加する。
青木目黒区長さんはじめ、目黒区幹部職員や区民代表の皆様が参加。
青木区長さんは、5年前から 縁があって我が家のおコメを食べていただいている。
毎月一回発行している 田んぼ通信をそえて おコメをお届けしているが 区長さんも読んで いたようだ。


 お会いするのが 今回が初めてだ。 まだ 若い区長さんだ。
なんと、締結式の目黒区長さんの 挨拶の中で 「我が家の子供達は、角田の面川さんの おコメを食べて大きくなりました。家内からもよろしく伝えて欲しい」 という なんともありがたいお言葉をいただく。 これには ビックリ。 しかも、夕方からの友好都市記念パーティーの 青木区長さんの挨拶の中で 今回 角田に来て 嬉しい事が三つありました。 最後の3点目に、「おコメをいただいている面川さんに会えたこと、しかも 名刺をいただき 百姓 という肩書きだった。 こんなに農業に誇りをもって作っている人のおコメを食べているとおもうと 嬉しくなった」 という話をいただく。


 ここまで、角田市幹部が揃っているところで 話してもらうと。 嬉しいと思うものの なんとも 一瞬  複雑な思いが よぎる・・・。 が、ここは素直に 区長さんのお言葉を ありがたくお聞きする。
 角田市と目黒区の友好提携に少しでもお役に立てたことに 角田市民の一人として誇りに思うことにする。


 食べ物を通しての交流が、今後 ますます盛んになることを期待したい。
 そのことにより、ますます目黒区との交流事業が盛んになる事を期待したいものだ。


2008/05/30
 午後から せんだいメディアテーク で日本計画行政学会東北支部 第24回研究集会
「食の安全と食糧確保」という シンポジュームのシンポジストとして参加する。


 コーディネーターは 東北大学大学院経済学研究科 医療福祉講座教授 関田氏。

 シンポジスト、講演テーマは以下の4氏

 東北大学大学院農学研究科准教授 伊藤氏
 「世界の食糧問題・日本の食糧問題にみる 「食」安全・安心確保に必要な視点」

 百姓 面川 義明
 「食べ物の生産現場からの報告」(田んぼに立って35年 職業は農業、趣味は農業)

 尚絅学院大学大学院総合人間科学研究科教授  山本 玲子氏
 「食行動と健康」

 みやぎ生協理事  倉田氏
 「冷凍餃子農薬混入事件などを受けての みやぎ生協の対応策について」。


 それぞれ30分ほど講演してから 討議に入る。

2008/05/28
 大豆の種蒔き作業を始める。
大麦を作付けしていなかった転作田(約2ヘクタール)に大豆を播種作業を始める。


 今年は、減反面積の拡大により大豆の作付け面積が1ヘクタール程 増えた。

2008/05/25
 5月連休中は、稀に見る穏やかな田植え日和が続きました。

 しかし、中旬になると一転 肌寒い日が続くようになりました。

 22日頃から 半月ぶりに夏日の気温が戻り一気に田んぼの稲も元気を増し、緑を濃くしてきました。

 夕日も、暖かな色に変わるから不思議です。

2008/05/20
 早くも、台風が接近してきた。

 昨夜から雨が降りだし、午前中 大荒れの天気となる。
一時 風と雨が 激しくなり 大麦畑が心配になる。


 もし、倒伏するような事になれば 品質は大きくダウンする。
祈るような気持ちで嵐が過ぎるのを待つ。


 幸い午後から 青空が広がり 心配した大麦も倒伏が少なく一安心。
大麦畑の 畦草刈りを始める。


 雑草だけは、あっという間に大きくなる。
ここ暫らくは、草刈り作業が続く。


2008/05/15・16
 大麦の 赤カビ病の予防薬剤を散布する。
薬剤は、トップジンM。
上昇気流が起きない 早朝に作業開始。
二人一組での作業。
朝3時では まだ暗い。白みはじめる3時半ごろより準備をはじめ作業開始。


 赤カビ病に 汚染された麦が 一粒でも混じると買い入れできなくなる。
粉剤の散布をする時 いつでも思うことだが、農薬散布の最大の被害者は作業をしている農業者だと。


 薬剤散布は、お金もかかるし、労力も大変だ。
出来ることなら、農薬なんか使いたくない。
しかし、 品質が少しでも悪くなると 買い叩かれるし 最悪 売り物にならない。
売り物にならなければ、生活が困る。 しかも、食糧生産が大幅にダウン。


 農業者の最大の使命。 食べ物を安定的、且つ継続して供給する事。
そのためには、農薬は不可欠のものだと考えっている。
もちろん、必要以上に農薬に頼る事は 止めるべきだ。


2008/05/15
 東京目黒区緑ヶ丘小学校5年生と角田市立北郷小学校5年生合同の田植えが開催される。

 心配された天気も晴れ。少し風があったものの田植え日和。
北郷小学校の体育館で あぶくま農学校の開校式。


 田植え指導は、JA青年部。

 角田市農業振興公社が 食農教育支援事業の一環として全ての準備をしています。

 毎年の事、広い田んぼに大勢の小学生が一斉に田植えをする。
壮観なものだ。


2008/05/12
2日から始まった今年の田植えも、11日に無事完了しました。

今年の田植えは、近年になく天候に恵まれ 毎日2ヘクタールの植え付けができました。

4月28日に、代掻き作業を開始。 早朝は代掻き作業、日中 田植え作業、そして 夜は、また代掻き作業と超多忙な日々が2週間ほど続きました。

5月3日には、東京方面から長男はじめ親戚等が応援にやってきました。
しかも、地元も親戚も応援にきてくれます。


 多い日には、子供も含めると総勢15名以上の集合。
例年 賑やかな田植え風景となります。


 特に 今年は 暖かい日が続き 五月晴れの下 順調な田植え作業が続きました。

 また、長男も積極的に田植え機を運転するなど後継者として自覚もでてきました 。

10日と11日は、北海道では雪が降るなど 寒気が南下し一転して冬支度での田植え作業となりましたが 今年の田植えは順調な田植えでした。

 2日に植えた苗は、真っ白な新根が伸び 田んぼでの生長が始まりました。
こうなれば、寒さが来ても安心です。


 毎日 こまめな水管理作業が始まります。

 里山には、藤の花が盛んに咲き誇っています。

2008/05/02
大麦畑も 穂が出揃いました。

花が咲き始めています。

 田んぼの代掻き作業も順調に進んでいます。
昨年よりも 一日早く田植えを開始。


 気温も25度前後と 絶好の田植え日和。
三男も 学校から帰るなり田んぼへ直行。


 明日から、長男はじめ東京から田植え応援にやってきます。

助っ人の多くいる 連休を利用して少しでも田植え作業を進めたいものだ。

2008/05/01
 全国的に 晴天。

しかも、北海道で最高気温が30度真夏日を記録。

先月末から、好天に恵まれ しかも気温も一気に上昇。

25度の夏日を記録。

田んぼの水の走りも良く、順調に代掻き作業も進んでいます。

トラクターを運転していても、汗を流すほどの暑さです。