デジカメ農作業日記 (2009年10月)

2009/10/27

 昨日から今朝にかけて、台風20号が太平洋沿岸を北上。 このところの乾燥状態で雨は欲しかったが、 大雨となる。

 お天気さまは、人間のご都合どおりにいかない。 雨は、欲しかったが、大雨はいらなかった。 これで、作業の予定は大きくくるう。 暫くは、畑に入れなくなった。

 所詮 人間の力などは たいしたことはない。 人間の都合に お天道様を動かそうと思うのが 大間違いなのだろう。 特に農作業は、お天道様のご機嫌を伺いながら作物を育てさせていただく仕事だと つくづく思う。 雨上がりの田んぼに 冬の使者 白鳥が十数羽 現れる。 季節は、確実に冬に向かっている。


2009/10/24

 我が母校・北角田中がこの春から 西根中学校が統合され 北郷・桜・東根・西根と旧4ヶッ村の統合中学校に生まれ変わった。 その通学範囲は、角田市全域の半分の地域に及ぶことになった。

 今回の統合については賛否両論の激しい議論がおこり、西根地区で大きな政治問題となった。 現実は、子供の数が極端に少なくなったという現実がある。 時代の大きな変化の中で、地域の概念も大きく変わろうとしている。

 西根地区の子供たちは、距離的な問題もあり 新年度からスクールバスで通学することになった。

 校舎も 新しくなり 同窓会が中心となり 新校訓碑が建設されることになりその除幕式が開かれる。 同窓会の役員をしているが、殆ど会合には顔を出さなかったが今日だけは、出席することにした。


2009/10/23

 うまいコメ研究会のコメ検査が実施される。 全量一等に格付けされる。 いつものことだが、コメ検査は緊張感が漂う。 一年の成果が 試される時だ。

 食管法時代は、これで生産者の努めは終わった。 あとは、お客様に評価を受けるだけだ。 これが一番大切な時代になったといえる。


2009/10/22

 晴天の秋晴れが続く。

 19日から大豆の収穫作業を始める。

 8日の台風18号以来 秋晴れが続き 大豆も収穫適期を迎える。

 22日には、大豆の水分は圃場で11パーセントまで乾燥するという状態だ。

 澄みきった秋晴れの中、大豆コンバインで作業するのは楽しい。 刈り取ったあとは、すぐに大麦の種まき作業準備。

 トラクター作業なので、早朝暗い中での作業開始。 一日でも早く 種まきをしなければならない。

 秋の種まきは、一日遅れるごとに 来年の収穫に影響が出る。

 忙しい等とは いっていられないのだ。


2009/10/20

 平成21年度角田改良区臨時総代会が開かれる。 農業の基本である 農地の維持管理を一手に担う組織だ。

 政権与党が 自民党から民主党へと政権交代が実現し 土地改良区としての 組織運営も試される時代になった。


2009/10/18

 角田市消防団第4・5・6・7分団合同 秋季消防演習が開かれる。

 朝5時各ポンプ小屋集合、演習場所の市総合グランドへ。

 濃い朝霧の中を 続々集まってくる。

 演習開始は、8時15分。

 それまでの間、朝霧の中 本番に向け訓練が続く。

 毎年のこと、消防団。

 ご苦労様だ。


2009/10/14

 今年の稲刈り作業も すっかり終わる。 このところ 毎日晴天が続く。

 畜産農家は 稲わらの収集作業に忙しい毎日だ。


2009/10/11

 恒例の地区民運動会。

 ぬける様な 青空。 秋本番を思わせる秋晴れだ。

 田舎でも、地域の人たちと顔を合わせる機会が少なくなった。

 久しぶりに、先輩の人たちと顔を合わせる。


2009/10/10

 心配した大型台風18号。 中部日本に上陸しその後 列島縦断。 我が角田の上空付近を通過し太平洋にぬける。

 まさしく台風直撃だったはずだ。 朝 一時間ほど台風影響らしい雨風がやってきたが その後 雨が風は パタと止む。

 そのまま、いつ台風がやって来たかと思うほど、大型台風18号は過ぎ去って行った。  被害がなかったことが 一番うれしい。 それにしても、今回の台風 静かな台風であった。


2009/10/07

 6日夜 テレビ東京から電話があり 取材したいという。 わざわざ東京から来るまでではないと、断ったが是非という事で わざわざやって来た。 民主党政権になり、農業予算にたいする現場の声を聞かせてほしいという。 妻に実家の稲刈りで県北に稲刈りに行くが それでいいかというと 古川市での 取材も予定しているので その後田んぼに来るという。  おりしも最大級の大型台風18号が本土直撃の予報。 取材どころではないが やって来たので対応する。


2009/10/05

 恒例になった東京都目黒区緑が丘小学校の稲刈りが行われる。

 角田市農業振興公社 あぶくま農学校・食農教育の一環で実施されてきた事業だ。 目黒区内小学校との稲作授業交流は17年目を迎えようとしている。

 今でこそ、農作業体験を授業に取り入れる事業が盛んになってきたが、交流事業は 継続こそが大切だ。

 初めて角田にやって来た子供たちは、二十歳を過ぎ成人したであろう。

 大人になっても、角田の田んぼの土の香りを 忘れないでいるだろうか。


2009/10/03

 周辺の稲刈りは、ほぼ完了。

 田んぼも 静けさを取り戻してきた。

 満月。お月さまに お供えをしお月見をする。


2009/10/01

 今年の刈り取り作業が、無事に終わる。 今年は、籾の乾燥状態が良く、しかも 圃場がポンポンに乾き順調な収穫作業だった。

 コンバインのクローラーに、土が全くついていない。 例年だと クローラー部には、土まみれになっている。 それが、今年は ぬかるんだ田んぼがなくクローラーに 殆ど土が付着しなかった。

 こんなことは、これまで36年の収穫作業で初めてだ。 夏の天候不順で、コメの出来が心配されたが ここ角田は 品質・収量共に出来がいい。

 今年は、長男が8月から9月いっぱい 夏休みを利用して農作業を手伝ってもらったので 大助かりだった。

 また、今年はイナゴが大発生。

 収穫作業のかたわら、田んぼのあぜ道で イナゴ捕りをする光景を方々でみかけた。

 大豆畑では、紅葉が始まっている。 大豆の出来も良さそうだ。

 この分だと、今月20日過ぎには収穫作業ができそうだ。