デジカメ農作業日記 (2009年11月)

2009/11/24

 11月になって雨の日が多くなった。

 11月下旬になり、久しぶりに晴天が数日続くようになった。

 23日は、この秋一番の冷え込み。 それにしても、あたたかな11月だ。

 大麦畑は、順調に生育はじめた。

 

 田んぼの秋耕を始める。

 蔵王の山々は、雪化粧。


2009/11/18

 朝6時45分。ホテルを出発。 全ての研修を終え、東京へ向けて帰って行く。

 明日には、一部の国を除き、帰国するという。 おそらく、二度と会う事はないだろう。

 彼らにとって、日本イコール角田だろう。 帰国して 日本のファンになってもらえば嬉しい。


2009/11/17

 午前中アクションプラン発表会、午後から評価会・反省会及び修了式。

  

 今回の研修は

 いろんな勉強をさせられた。

 期間中 いろんなトラブルがあったが、すべては遠く離れたコーカサス・中央アジア の青年達に 日本の現状を少しでも理解してもらうため。

 評価会では、研修員全員に満足してもらえる評価を得て。

 全ての研修員に 今回の事業の一つ一つについて5段階で評価してもらう。 その結果の発表し 今後の事業に活かす。

 今回は、受け入れ団体の対応として 全員に最高の5という評価をいただく。 19人もいると 数人はひねくれ者がいるものだが全員が満足の評価をした。

 通訳兼研修監理員のお二人も珍しいことだという。 先ずは、一安心。

 二週間あまりの今回の事業。 一人や二人で出来る事業ではない。

 これまで20年にわたり培ってきた、角田の百姓の 実績があればこそ出来ること。 あらためて、今回かかわっていただいた すべての人に感謝。  有意義な時間を 提供していただいたJICAに感謝・感謝。

 今回の研修員のツラガマエハ いい。写真を見てあらためて実感する。


2009/11/14

 JAまつり、初日。 天気予報では、大荒れの天気。 幸い予報はハズレ、風もなく暖かな一日。

 午前中から 多くの人達が会場に集まる。 JICA研修員も お祭り会場で一日 視察・日本の農村雰囲気を十二分に味わう。

 例年通り アジアの農民と手をつなぐ会の タイ・イサーンコーナーとJICAコーナーにて 国際協力理解活動を展開する。

 それにしても、例年よりも 会場全体の売り上げは まったく伸びないようだ。 JA職員が なげいていた。 不景気のせいだろう。

 夜は、会員宅等9軒にホームスティー。

 

 それぞれの家庭で 日本の暮らしぶりを体験。

 今回は、殆どの研修員が英語はダメ。

 日本人は、ロシア語が 分かるはずはない。

 身振り手振りの国際交流。

 ホームステェーを前に ホストファミリーと「アジアの農民と手をつなぐ会」との 交流会。

 大いに盛り上がる。


2009/11/13

 JICA研修9日目。

 一日雨降。

 午前中 宮城県総合園芸研究所、イチゴハウス、リンゴ試験地を視察。

 

 

 県庁食堂にて昼食。

 午後 宮城大学にて 日本の農村・農政の変遷についての講義。

 宮城農園研および 宮城大学の先生方には、 忙しい中 丁寧なお話をいただく。


2009/11/12

 地元 北郷小学校訪問。

 校長室で ごあいさつ。


2009/11/11

 JICA研修 食文化交流会。  中央アジア・コーカサス地方の研修員から三品の料理。

 日本地元JA女性部の皆さんが、日頃の家庭料理を紹介。

  

  

 

 10時から仕込みが始まり 日本のお母さん達の料理は12時頃にほぼ完成。

 研修員の料理が完成し 会食会が始まったのが午後一時半。

 たっぷりと時間をかけて出来上がった ウズベキスタンのポロフ(ピラフ) 実にうまかった。

 ピラフには、インディカ米を使うのだと思っていたら、ジャポニカ(中粒種) も使うという。

  

  

  

  

 我が家の「ひとめぼれ」を使ったポロフ。違和感なく美味しく美味かった。

 取材に来たNHKの記者の話しでは、中央アジアには、「献上米」という言葉まであるらしく、日本のコメが伝わっているという。。

  

  

 

  

 昨夜から仕込んであった、羊の肉を使った、焼き肉もうまかったし、魚料理もうまかった。

 夕方 市内の長泉寺見学。

 時間が ずれ込んでしまったが住職さんにご配慮いただき、見学させてもらう。


2009/11/09

 大豆の収穫作業は、天候に恵まれ順調に進みました。 収穫された大豆は、JAライスセンターで調整され 検査を受けます。

 今年は、品質も良く我が家の大豆は 殆ど一等に格付けされました。

 JICA研修5日目。

 隣町で今日と明日の二日間 研修。

 今日は、久しぶりに一日 家の仕事に専念できると思っていたら、研修管理員から電話がある。 研修員の一人が、誕生日だという。

 国では、誕生日は盛大にお祝をするのだという。

 夜 誕生会をしたいのでホテルの手配をしてほしいという。

 折角の誕生会なので お祝に出かける。

 参加者全員が 一言ずつお祝の言葉を言う。 その度に 乾杯!!!。

 たいへん賑やかなパーティー。 誕生日を迎えた彼は、30歳になるという。

 異国の地で 30歳という節目の誕生日を迎え しかも 数各国の人たちに祝ってもらった誕生日。 一生の思い出になることだろう。


2009/11/08

 JICA研修三日目。 市内の農家見学。

 アジアの農民と手をつなぐ会のメンバーを中心に 各農場視察研修。

 伊藤君の野菜経営・阿部君のリンゴ経営・森谷君の肥育牛経営・岸浪さんの花苗経営・ そして我が家の 稲作経営。 五か所の農場にて 日本農業の生の現状を視察してもらう。

 昼は、東北地方最古の木造建築820年前に建立されたという国宝 高蔵寺阿弥陀堂を視察しながら境内そばのレストランで昼食。

 盛りだくさんの 視察研修の一日だった。

 今日も 秋晴れの暖かな 一日だった。 研修員 大いに喜ぶ。


2009/11/07

 JICA研修二日目。 午前中 JA事業研修。

 午後から 来日した5各国によるカントリーレポート発表会。  今日は、気温もあたたかく 最高の秋晴れ。

 昼食時間を利用して 太平洋を見に行く。 研修員は、全員大陸育ち。 生まれてから まだ海を見たことがないという。

 車で30分あまり。 太平洋へ。  全員 海を見て大はしゃぎ。 黒海やカスピ海などはあるものの、大海原はないという。  研修管理員の方に、今回きた殆どの研修員は一生 海を見る機会はないだろう。

 研修期間中に、一度でいいから海を見せてほしいというリクエスト。 どうせ見るなら、天気がいい時が良いと 今朝 見学を判断する。 研修員の 喜ぶ姿を見て こちらも幸せになる。

 午後からの カントリーレポートの報告を聞いて、 自分の無知を知る。 それぞれの国は、ソ連邦崩壊後 新しく独立した国だ。 実は、個人的にも今回の研修を楽しみにしていた。 社会主義から自由主義社会へ 大変革を経験して いまどんなことを 考えているのか 是非 聞いてみたいと思っていたからだ。

 報告会の中で 聞いてみた。 殆どの研修員は20歳代から30歳前後の青年達。 社会主義の良き時代の経験がないのだという。 彼らが知っているソ連邦崩壊は、経済状態が極度に悪化し、  崩壊すべくして内部から崩壊したのだという。 ソ連邦が崩壊し たいへん迷惑したが いいこともあるという。 それは、それぞれの国が それぞれの国を想い語ることができるようになったことだという。  おそらく自分達が 思っていたソ連邦とは、ロシアの国を指していたということを あらためて知る。  日頃 国家という概念を感じずに生活している 自分にとって 国家ということを 考えさせられたカントリーレポート発表会だった。

 日本の農業の現状も 報告したが、 その中で水田農業の担い手の平均年齢が65歳 だと言ったら 驚いていた。  現在の日本農業の大きな課題の一つとして、 農業の若い担い手をどのように育てるかが問題になっていると言ったら、 それぞれの国から 若い担い手の育成策を紹介してもらった。  今日の報告会で  それぞれの国では、農業を税金などあらゆる分野で全面的に優遇しているようだ。 今回参加したメンバーは、これからの国づくりを担う若い農業官僚達だ。 農業に対する熱い想いが伝わってくる。


2009/11/05

 JICA研修員がやってきた。 コーカサス・中央アジアからの青年達だ。

 これまでの研修員となんとなく雰囲気が違う。 最初の印象、真面目そう。

 総勢19名。研修管理員を含めて、21名がやってきた。

 これから18日まで 角田市内を中心に研修をしてもらう。

 今回やってきたのは、タジキスタン・アゼルバイジャン・ウスベキスタン・カザフスタン・トルクメニスタンの5カ国。

 今日は、JA・角田市役所にて市長に表敬訪問。

 夜は、歓迎会。

 歓迎会は、日本の大衆芸能の極み チンドン屋が登場。

 友人のグループ ヒマナシターズの人たちに友情出演をしていただく。

 

 会場 大いに盛り上がる。

 

 世界には たくさんの国、いろんな人々が暮らしているきる。

 

  世界共通のコミニケーションツールは 「お笑い」。

 

  それが我が「アジアの農民と手をつなぐ会」 交流・支援事業の基本。

 

 世界の超大国 ソ連邦のプライドを秘めた真面目な研修員 心を開かせることには 成功。

 明日から いよいよ研修が始まる。

 出来るだけ、精一杯お世話し楽しみたいものだ。


2009/11/01

 10月末から晴天が続き 大豆の収穫作業も順調に終わる。 大豆収穫直後から二毛作の大麦の種まき作業が始まる。

 お天気勝負の作業だ。 天気予報をにらんでの作業だ。

 種まき作業は、早朝の暗い時から夜まで続く。  麦の種まき作業は、時間との争い。

 今年の作業は、天候にも恵まれ11月1日には殆ど完了する。