デジカメ農作業日記 (2010年04月)

2010/04/29

 代掻き作業はじめる。 60馬力のトラクターと41馬力のトラクターに 代掻きロータリーをセット。

 午前中 父と二人で機械を整備点検。 2台のトラクターで 代掻き作業を始める。

 昨夜の雨も上がり 空気もなんとなく暖かくなる。  このまま、気温が上がり 本来の春が戻るといいのだが。 田植え作業は、代掻きが終わらないと出来ない。

 代掻き作業は、雨は関係ない。 これから、連日 トラクター仕事が待っている。

 今年 83歳をむかえた父も、41馬力のトラクターで代掻き作業。 ただただ 感謝だ。


2010/04/28

 今日から 用水開始。 角田土地改良区が管理する揚水機場が一斉に運転開始する。

 あさ5時。阿武隈川にある桜揚水機場から電話。 今から ポンプを動かすが 確認をお願いする。 桜機場の用水地域は 約300ヘクタール。 運転開始から 末端の水路に水が到達するのに約2時間ほどかかる。 そのほか 私が管轄する揚水機場は三か所。(用水地域面積は約600ヘクタール) それぞれの 運転手に朝のうちに 挨拶。  一年間の 安全運転をお願いする。

 今日は 一日雨。 このところの雨で、田んぼは直ぐに代掻き出来る状態だ。 今年の春は、組合員から水不足の苦情をいただかなくてもいい。 それよりも 早く天気が回復してほしいものだ。 夕方、雨が降っているものの あたりの空気がなんとなく 暖かく感じる。

 ここ暫く居すわった 寒気が入れ替わるといい。 遅れていた、田んぼの 小切作業をする。 代掻き作業前に 作業を終わらせないと代掻きがたいへんだ。 雨の中、頑張って終わらせる。


2010/04/26

 このところの天候不順で 苗の生育は全般に遅れている。

 幸い 我が家の苗は順調に育っている。


2010/04/25

 朝 気温が急激に冷え 日の出と共に田んぼから水蒸気がたちの昇る。

 なんとなく 春を感じるのだが 空気はまだまだヒンやりだ。

 

 

 5月末 秋田県で開かれる 東北地区水防団競技会参加のため 水防技術訓練が開かれる。 阿武隈川河畔での訓練。

 本当に 久しぶりの晴天。 天候不順で 遅れている農作業の事を思うと 消防訓練に出るのはもったいない時間だ。

 しかし、これも務め。 涙をのんで 訓練に参加。


2010/04/21

 桜が ようやく満開を迎える。 元肥の散布を始める。 このところの 雨続きで田んぼは乾かない。

 むしろ田んぼに水があったほうが、トラクター仕事はスムーズだ。 田んぼの状態を 確認しながら作業を進めるしかない。

 最後の苗を 広げる。 今年の 寒い春の影響で、 苗の生育が遅れているようだ。 また、障害も発生しているとJA担当者が話していた。


2010/04/20

 今年最後の 苗を育苗機から出し、路地プールに広げる。

 天候不順で 寒い日が続いている。


2010/04/19

 久しぶりにお日様が顔を出した感じだ。 それでも、空気がひんやり冷たい。  どうも、心から春を楽しむ陽気ではない。

 どうなるのだろうか 今年の天気。 先日の大あらしは、とんでもないところにも被害をもたらした。

 家の山の杉が 真中から折れ 近くの作業場の屋根を直撃。 樹齢60年あまりの杉だ。 風の威力をあらためて思い知る。


2010/04/18

 角田市消防団春季消防演習が午前中行われる。 前日の雪のためグラウンドが使えず 総合体育館で行われる。 7時20分集合。 8時30分開始。 部隊訓練やポンプ操法等は行われず 通常点検のみ行われる。 しかし 全てが終わったのが10時30分。 丸2時間、立ちっぱなし。しかも、半端でない寒さ。

 同じ場所に まるまる2時間 殆ど体を動かすことなく立ちっぱなしは 本当につらいものがある。 暖房設備完備の体育館なのだから せめて暖房などの配慮をすればいいのだが、市当局の配慮はなし。  雪が降るような 異常な寒さ。体育館の中は、底冷えがする半端でない寒さだった。  消防団員は、非常勤だが 有事の際は24時間 市長の命令一つで集合する義務がある。 各団員は、大切な仕事を持ちながら市長の招集命令一つで 仕事をなげうって 災害現場に駆けつけなければならない。

 しかも、場合によっては数日間 団員を拘束できるのだ。  殆ど無報酬で活動する日本最大のボランティア組織だ。 昨年秋の消防演習の市長欠席(市内の集落マラソン大会に出席のため)といい、今回の 消防演習の会場暖房の配慮の欠如といい 最高責任者の市長は、せめて年2回の消防演習での、消防団員への 思いやりがあってもいいのではないか。 首長たるもの、こんなことは、ひとから指摘されるまでの問題ではない。  こんなことが続けば、消防団員の確保がますます困難になる。 演習終了後 集落の集会場で恒例の祝賀会が開かれる。 桜がようやく 咲き始める。

 夜 集落の納税組合の総会が開かれる。 昨今 納税組合組織の在り方が問題になり、納税組合そのものが解散しているが 田舎では、まだまだ大切な組織として存在している。 年に一回の総会は、集落内の情報交換の場としても大切なことだ。


2010/04/17

 予報どおり雪が降る。

 早朝2時過ぎに 雨が降りだす。 夜が明けるにつれ、午前5時頃には雪に変わる。

 ボタ雪が見る見るうちに 雪が積もりだす。 寒い朝だ。

 午前3時頃は、気温が3度ぐらいあったが 雪が降りだす5時前後には零度近くまで気温が下がった。 さすがにこれには、ビックリだ。

 ハウスの苗の温度は、プール育苗で水温9度。 水を入れないハウスで10度だった。 朝仕事に、5回目の苗を育苗機から出し 最後の苗をセットする。

 10時頃 雪ふりが弱くなったのを見計らい 子供たちの手伝いをもらい苗をハウスに移す。

 今年の春は、異常低温の日が続く。 この雪で、また田んぼに入れなくなった。

 元肥散布等の 田んぼ仕事がたいへんだ。


2010/04/16

 本当に 今年の春の天気は異常だ。

 ここ数日、日中でも肌寒いくらいの天気が続いている。 冬の気温だ。

 予報では、明日朝は 雪マーク。 折角 咲き始まった桜も 半開き状態でなかなか満開にならない。

 これまでも、春先が寒かった事があったが これほどの寒さは経験がない。 早く 暖かくなってもらわないと 農作物に大きな被害がでる。

 お天道様の 力が欲しい。


2010/04/15

 13日夜から吹いた大風は、一晩中吹き荒れ 14日夕方まで吹き続ける。 午前1時過ぎに 家族で起きてビニールハウスを守ったが どうする事も出来なかった。 北日本各地で 大きな被害がでたようだ。

 我が家でも5棟ある ビニールハウスのうち 古いビニールの一棟の1部にビニールが破れる被害が出る。 幸い、まだ苗が入っていなかったが市内の方々で ハウスや家屋の屋根が吹き飛ばされる被害だ発生する。


2010/04/13

 夜、市役所の広場で 18日に行われる角田市消防団春季演習のポンプ操法の訓練が行われる。 本当に御苦労さまだ。 昨日の寒い一日から 一転 気温が上昇。 最高気温が18度まで上がる。 午後に 仙台の桜の開花宣言が出る。 平年よりも 一日遅い開花宣言だそうだが、 この辺は 平年よりも一週間あまり 遅い感じだ。

 昨日の雨で田んぼは水浸し。 28日に 用水がやってくるが それまで田んぼが乾かないかもしれない。 肥料散布がたいへんだ。

 夜中には、 大風が吹き始める。 気温も 一気に急降下。 北海道では、雪が降ったという。  大荒れの天気になりそうだ。


2010/04/12

 今日の最低気温 隣町のアメダスデータ 2.6度。 それも、昼の12時に記録。 真冬並みの寒さを記録。  それにしても 寒い一日だった。 この春は、寒暖の差が激しい。 予報によれば、明日は一転して最高気温が20度ほどに上昇するという。 一日 雨降り。 田んぼは 代掻き出来るくらいに水浸し。  これで、田んぼにいつ入れるか 分からなくなった。 今年の天気いは、本当におかしい。


2010/04/11

 朝5時半集合。 集落の共同作業の日だ。 年に二回ある共同作業だ。 春は、主に用水路の土砂払いだ。 江払い作業といっている。  田んぼの基盤整備が進み 用水路のほとんどはコンクリートになった。 土水路の時代と比べれば、作業が格段に楽になった。 それでも最近は、田んぼを所有していても 耕作を依頼する農家が多くなった。

 田んぼを耕作すればこそ 田んぼに水が必要だ。 集落内の田んぼの水は、数キロ程離れた阿武隈川から取水している。 土地改良区が管理している、用水機場でくみ上げられた用水はパイプラインを経て 集落にやってくる。 田んぼの囲いの要所にバルブがありそれから田んぼに通じる 用水路をへて初めて各々の田んぼに水が入るのだ。

 田んぼで稲を育てるには水が 必要だ。 これは当たり前のこと。 その水は、個人の力ではどうにもならない。  一昨年から 角田土地改良区役員となり 春の江払い時期になると田んぼの在り方を考える時期でもある。  各々の田んぼに水を入れるには、地域の人達の協同の力が必要だ。 今年も、田んぼを委託した農家の人達もスコップを片手に江払い作業に参加してくれた。 ありがたいことだ。  田んぼは、地域に住んでいるみんなのものだ という意識が地域の田んぼを守ってきたといえる。


2010/04/10

 田んぼの 小切り作業(二番耕)を丸一日やる。

 この春は、天気が悪く作業が遅れている。

 

 今日は、気温が上がり田んぼが乾いてきた。

 少しの晴れ間を見て 一気に作業を進めないと作業が間に合わなくなる。

 今年の春は、天気が続かない。

 このところ寒暖の差が激しい。

 (画像クリックで拡大します)

 明後日には、また雨の予報。

 早咲きの桜が、咲いてきた。

 春の陽気に誘われ 大麦も大きく育ってきた。


2010/04/06

 2日に 種まきした苗を育苗ハウスに移す。

 今年も いよいよ本格的な米作りがはじまる。 一年で 一番緊張する時期を迎える。

 無事に育ってほしいと 祈るような気持ちで仕事を始める。


2010/04/05

 予報より早く朝から雨が降り出す。

 朝5時過ぎから トラクター仕事をしていたが8時頃より 大粒の雨が降ってくる。

 角田土地改良区役職員が江尻排水機場に集まり 今月28日から始まる用水運転に備え一年の安全運転と水害等の被害が無いことを祈願する「水神例祭」と角田耕土を切り開くにあたっての大恩人の「高山上水翁献花式」が行われる。

 高山上水翁銅像は 日本を代表する彫刻家 佐藤忠良氏の作品だ。

 あいにくの 雨の中だったが  無事 式典が行われる。

 これで、今年も本格的な、田んぼへの用水準備が始まる。

 午後から、用水機場の運転手の皆さんと共に、今年度の用水計画についての会議が開かれる。


2010/04/04

 朝8時集合。 今月18日に開催される角田市消防団春季消防演習に備え、班長以上の幹部団員が 一同に揃い 訓練が行われる。 朝から快晴。 遅れている農作業をとり戻すには 絶好の天気。

 もったいないと思っても これも消防団員の勤め。 引き受けたからには、愚痴は決していうまい。 その分、農作業は早朝と夜間作業で頑張り帳尻を合わすしかない。

 新しいデジカメで初めて撮った風景。 きれいな朝日だ。 昨日、朝仕事でトラクター仕事へ。 水路の向こう側の田んぼが気にかかり トラクターを止めて水路を飛び越え向こう側の田んぼへ。  ひと仕事を終え 水路をまたごうとしたら 水路の中に光るものが。 ようく見ると なんと我が愛用のデジカメではないか。  これはまずい すばやく水の中から取り上げたが すでに遅し。

 枚数にして9,000枚を越えてそろそろ かえ時かと思っていた矢先ではあったが さすがに愛用のデジカメ。 一年中 農作業の時も身近にあって その時々を記録してきたデジカメだ。5代目のデジカメだった。 デジカメが 手元にないと なにか落ち着かない。 夜 電気屋へ直行。 息子の勧めもあって、オリンパスの10メートル防水・妨塵・耐圧のデジカメを買うことにする。 デジカメは20,000円以下と決めていたが 旧型の展示品が格安で売っていたので予算よりチョットオーバーしたが買うことにした。 これで、田んぼでもどこでも 気にせず写真が撮れる。

 桜の蕾も 大きく膨らんできた。

 東京では 花見が始まったようだが ここ角田はもうすぐだ。


2010/04/02

 第一回目の種まき作業を始める。 休み中の息子達等 家族総動員で種まき作業を始める。

 約1,500枚の播種をする。 新品種の つや姫・ひとめぼれ・まなむすめ の種まきをする。 これから、15日過ぎまで 数回にわたり順次種まき作業をすすめる。


2010/04/01

 3月30日~31日にかけて 育苗用の床土づくりをする。

 その後、育苗機をセット。

 春休み中の息子二人の手伝いを貰い、お爺さんの指導のもと種播き作業準備をする。  その間、トラクターで田んぼの砕土作業を始める。

 夜 7時から角田市役所にて 角田市消防団新入団員並びに幹部団員への辞令交付式が 行われる。 市長出席のもと、団長より辞令書が交付される。

 今年から本部付の幹部の一員となり また忙しくなるが、任期中は家族の協力を 貰い 愚痴を言わず精一杯務める覚悟だ。