デジカメ農作業日記 (2012年2月)
2012/02/28
昨日の暖かさとは、一転 あさ起きると雪。 昼にかけ降り続き15センチ程 積もる。
暦は、2月も末。 そろそろ 本格的な農作業が始まる。 雪が降ると、気持ちも落ち着くが、 いつまでもノンビリ気分ではいられない。 早く春の気分を 満喫したいものだ。
最高気温が2度。 一日中 真冬並みの寒さ。 田んぼの雪は、殆ど融けず銀世界が広がる。 今頃の季節としては、寒すぎる。
夜は、厳しい冷え込みになりそうだ。 氷点下10度位まで下がりそうだ。 二月も最後というのに 雪が舞う一日となる。
気温も真冬並み。 いつまで続くかこの寒さ。
確定申告に向け 最後の調整作業をする。
2012/02/20~23
今日から東京工業大学の留学生の農村体験研修が始まる。
これまでは、新幹線を利用してやってきたが、今回はバスでやってきた。
来る途中 那須付近の高速道路で事故があり 迂回してきたため到着が大幅に遅れる。
午後三時頃に 到着予定であったが 夕方5時半過ぎに無事到着。
人がやること、福島原発事故のように、想定外という言い訳はしない。
こんなことは、当たり前。要するに、何が起こっても 楽しんでしまう余裕と自覚があれば全ては、たいがいは大丈夫だ。
そのまま、いつもの歓迎パーティーで角田の心意気を示す。
今回は、昨年の大震災のこともあり 少しは控えめな歓迎会。
福島原発事故の放射能の影響もあり、今回の研修は取り止めかと思ったが、 東工大の武井先生の お計らいで例年通り20名の留学生の皆さんがやってきた。
タイ・スウェーデン・中国・インドネシア・アメリカ・ノルウェー・エクアドル・台湾・西アフリカのシエラ・レオーネ の 9か国の学生さんだ。
我が家には、タイのティユー君 とスエーデンのアンドレアス君のお二人がホームスティー。 今日から三泊四日の日程で 東北の田舎を楽しんでもらう。
東工大の留学生の皆さん 二日目。
西根地区の皆さんの ご協力でそば打ち体験とわら細工の体験をする。
自分で作った そばを皆さん美味しそうにいただく。
午後から 昨年三月の東日本大震災の 大津波 現場を視察研修。
東工大留学生 角田農産体験研修 三日目。
それぞれの ホストファミリーで自由行動。
夜 数件のホストファミリーが集まって パーティーをす。
カラオケで 大いに盛り上がる。
最初は 遠慮していたアンちゃん姉ちゃん達も 時間がたつほどノリノリに。
国はそれぞれ違っても、楽しいことは楽しい。
理屈なしに 11時過ぎまで大いに楽しむ。
東工大の角田農村体験研修最終日。
市内の長泉寺で 座禅体験。 初めての体験の人が殆どなはず。
それが全員が見事な座禅の姿勢。 30分以上の座禅を無事終えた。
昼食を揃って食べ バスで東京へ。 三泊四日の 短い角田滞在。
東北の百姓の心意気を 少しでも感じてもらったら嬉しい。
母国に帰ってからも、日本滞在中の 想いでひとつの記憶として留めてもらえれば なお 嬉しい。
2012/02/17
相変わらず寒い日が続いている。 昨夜から雪が降る。 このところ少しは暖かくなったとおもったら、今日は真冬に逆戻り。
日中の最高気温がプラス1℃。 仕事をしていても、吐く息もピーンと張る感じ。 なかなか 春が来ない。 この寒さの後は、春を感じる日が来ることを祈る。
午前中 市役所で平成24年度農作業賃金標準額設定協議会の会合がある。 農作業受託者と委託者双方の代表が集まり、農作業賃金を決める会合だ。 ここ10年来 委託者の代表の一人として会議のメンバーとなっている。 農業員会が主催の会議だ。 いつも思うのだが、 コメが国家管理していた時代を前提とした会議が毎年繰り返される。 米価が国で責任を持ってきめていた 食管法時代だったなごりだだろう。 平成7年に食管法がなくなり、新食糧法が施行されてから16年が過ぎようとしている。
米価は、市場原理で決まるようになった。 しかし、米に関する行政機関や、JA等の関係機関の意識は、 食管法時代そのままだ。 市場原理に対応する生産体制は、全体主義のままだ。
これでは、時代に即応した自立した農業経営者が育つわけはない。
農家の意識を変える前、国の役人・政治家の意識を変えないとどうにもならない。
日本の農政は、どこまでも馬鹿げた行為に税金を費やす行為を続けるのだろうか。
こんな お人よしの農政に いつまでも貴重な税金が投入される時代は 時代が許さないだろう。 会議が終了後、農業公社で行われている農業申告会の研修会場の様子を見に行く。 3月8日が 申告会の申告日だ。それに向け決算の仕上げに忙しい。
2012/02/08
いまの時期は、今年の稲作について思いを巡らす時期だ。
その基礎となるのは、今年のお天気だ。
佐倉にある 諏訪神社に行って 今年の筒粥目録をいただいてくる。
今年は、早生が六分で不作。 特に夏の天気が不安だ。冷害の気配がある。
日本気象協会の長期予報よりも確率が高いという「寒だめし」を研究している友人も 同じようなことを言っていた。
心して 田んぼも準備を進めなければなるまい。
2012/02/07
東京で全国農業経営者研究大会のため上京。 一泊予定であったが、明日急用が出来たため 最終の新幹線で帰る。
今回のテーマは、 改めて考える日本型農業経営の在り方 記念講演で 酪農学園大学 の柳先生の講演がある。
その中で、アジアの食糧安保を確保する上で 日本の農業の役割は極めて大きいものだある。 日本の農業を守ることは、理屈なしに 正しいことだ。
正しいことは、正しいのであって、 日本の農業を守り続けることは 歴史の必然として正しい。 正しいと思うことを、 黙々と続けることが大切であり、 これから来るであろう アジアの危機を救うことでもある。 という 趣旨の話しあった。
2012/02/03
一月下旬から2月に入っても 厳しい寒さが続く。
真冬日そして最低気温がマイナス10度以下の日が連日続く。
20年ぶりの 猛烈な寒気団がやってきた。
田んぼは、真白。銀世界が広がる。
それでも節分を迎え、日差しは確実に明るくなってきた。
春は、確実にやってきくる。
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