デジカメ農作業日記 (2012年3月)

2012/03/24

 朝おきると 5センチ程の雪が積もっていた。

 なかなか春がこない。

 

 夕方までには ほぼ融けたがこの雪で 田んぼはまたまた水浸し。

 春作業が 本当に心配になる 彼岸を過ぎたというのに、暖かな日が殆どない。

 いつになったら、春が来るのだろうか。


2012/03/20

 夜 角田市農業経営者会議のセミナーが開かれる。

「チェルノブイリの現状と今後の放射能対策」と題して講演がある。

講師は、この四月から福島大学で研究をはじめる  福島大学うつくしまふくしま未来支援センター の特任助教 石井秀樹先生だ。


 福島原発事故が縁で知り合った若手研究員。  京都大学や東京大学で学び これまで法政大学で 研究者として働いてきた。
  原子力災害の 現実を明らかにしながら、その中でも制御可能なもの事を見出し、 新しい生活 の在り方をデザインしていく。 というのが彼のテーマだ。


 現実として、東京をはじめ東日本全域に 等しく降ってしまった放射能物質。
その中で、これからどのように付き合い どのように未来を切り開くか。
  東京電力福島原発事故以来、 肩書は立派だが 頭が良いのだか、 悪いのだか分からないような 放射能関係の学者の話だけがまかり通り、 重箱の隅をつつくような 研究成果をヒケラカシ  しかも放射能物質が少しでも高い値を見つけては得意になっているような 生活感のない現実離れした学者が多い昨今。、 うんざりしていた。
初めて会った時から 少しはまともな学者だと思い、  いつかは角田に来て勉強会を開きたいと思っていた。 今回 実現できたしだいだ。  今回は 挨拶程度の勉強会だ。 これからも 角田というフィールドを使って  この角田で生き延びるための方策を共に学んでいきたいものだ。


 彼岸の中日。 家族揃ってお墓参りをする。

 墓地の日蔭の所には、まだ雪が残っている。
相変わらず 寒い日が続いている。
田んぼは、乾かず田んぼ仕事は 全く出来ない。


2012/03/11〜13

 種モミの塩水選作業をはじめる。
最高気温3.6度。
  雪が舞う寒い日だ。
一年前の今日。
同じく種籾の塩水選作業をしていた。
午後2時46分。 これまでに感じたことのない大きな揺れ。

東日本大震災が起きた日だ。 あれから一年。


 角田市は、内陸部のため大津波の被害こそなかったが、 建物の倒壊や下水道施設などに 大きな被害があったものの、  太平洋沿岸部に比べればその被害程度は少なかったといえる。
しかし、いま 東京電力福島原発事故による  放射能害とその風評害が地域の暮らしに重くのしかかってきている。
  その解決策が 全く見えないことから将来への不安だけが増す日々だ。


 それでも、今年も春が来た。 いつものように 種籾の準備作業をはじめた。
人が生きている限り 食べ物が必要だ。 いつものように 淡々と農作業を進めるだけ。
それが、百姓に与えられた仕事だ。。


 何処にも逃げ出さず、生まれ育ったこの角田で生きていく。

  今年の4月から 国の放射能食品安全基準値が  500ベクレルから五分の一の100ベクレルに たいへん厳しくなった。
  農業の生産現場も その対応に大きく振り回されている。


 しいたけ栽培農家の仲間は、廃業に追い込まれた。
安全基準値が100ベクレルという 厳しい基準値になっても風評害は収まらない。 安全基準値等は、なんの意味をもたない。 生産者を、いたずらに苦しめるだけだ。 今回の 風評害の根源は、 「核実用化への不信」だという。 それでは、この世に核が無くならない限り 風評害もなくならないのか。 日本から、農水産物がなくなる。
 放射能の被害は、分からない。 分からないから怖い。  怖いから、排除する。
   馬鹿げた構図だ。
そもそも、人の明日の暮らしこそ どうなるか分からない。

その不安の中で生きている。 それでも、明日を信じて前を向いて生きている。

今年も、明日 食べるためのコメ作りははじまった。


2012/03/10

 なんという年だろう。 今日も午前中 雪が降る。

最高気温も2度。 真冬の寒さが続く。


 三月も中旬だというのに、田んぼは雪景色。
本格的な農作業がはじまる時期だというのに 田んぼ仕事が進まない。


2012/03/08

 角田市アグリパソコン研究会(JA農業所得申告会)で 本年度の所得申告を行う。
Eタックスで申告が出来るようになってから、申告会で申告日を決め、 税務署より税理士さんを 派遣していただき 代理送信による申告の普及活動をしている。
数年前にEタックスが始まった当初は、使い勝手が悪かったが 税務署の協力により、 環境整備も整い今年はスムーズに申告出来た。  年々 会員の利用も増えてきている。


 これから、農業経営を続けていくためには、青色申告は必須のものになるだろう。
  否が応でも、青色申告者は増える。それに対応するためにも、会の運営に力を注ぎたい。


2012/03/07

 

 田んぼにゼオライトの散布をはじめる。
天気が続かないようだ。


 農作業も遅れ気味だ。
時間だけは 確実に過ぎていく。


 田んぼは、水浸し状態だが トラクター仕事はかえって土が付かず都合がいい。
放射能対策は、考えられる事はなんでもするつもりだ


2012/03/03

 三月に入っても、寒さは続く。 日中の最高気温2度。

 午後から 雪が降りだす。 さすがに三月。

 湿った雪だ。 夜も 降り続く。

 20センチぐらいの積雪となる。

 この雪で またまた農作業は遅れる。

 ひな祭りを迎えたというのに、春の気配はまだ遠い。

 田んぼには、もう時期 北へ帰る白鳥達が集まっていた。