デジカメ農作業日記 (2002年4月)
2002/04/29
田植え2日目
快晴。絶好の田植え日和。きょうは、一気に2町歩(2ヘクタール)以上植えました。


息子も一人前に手伝いの気分!

連休!子供達も田植えの手伝いです

2002/04/28
初田植えです。 好天気のもと田植えを始めました。

風もなく絶好の田植え日よりとなりました。 6条植えの田植え機で10アール(300坪)植えるのに15分位で終わります。手で植えるとベテランの人でも一日がかりでも5アール位で、10アールは植えられないといいます。

100メートルを約80秒の速さで植えます。 田植え作業は本当に早くなりました。

約100アールの田んぼもたちまち終わりました。 今日は、初田植えで11時過ぎから始めましたが、夕方まで180アールの 田植えをしました。

一番下の息子も喜んで田植えの手伝いです。

2002/04/27
麦畑では、麦の花が盛んに咲いています。

代掻きが終わった田んぼは水をたたえて大きな鏡になります。

代掻き真っ最中。 晴天の下、一気に代掻き作業が進みます。

代掻き(しろかき)と言う作業は、田んぼに水を入れ湛水状態のもとで土を砕き泥状にして、田んぼを水平にちかくまで均平にする仕事です。代掻きの最大の目的は、田植え作業をしやすくするためにするんですよ。
ちょっと、想像して下さい。 もうじき田植えが始まりますが、苗の大きさは12センチ〜15センチの小さい苗を植えるんです。この辺の一枚の田んぼの大きさは3000平方メートル(900坪/30a)が普通で、大きな田んぼは一枚で12000平方メートル(3600坪/120a)もあるんです。そこに小さな苗を植えて田植えを終わったら直ぐに苗を保護する為に水を入れます。もし、この広い田んぼがデコボコだったら苗が水没したり、水がかからなかたりしたらうまく育ちませんよね。

この広い田んぼを平らにするのはチョッとした技術が必要ですし、大変な作業です。それでも、この頃は機械が大幅に改良されマイコンで自動的に作業機を水平にコントロールしでくれるので代掻き作業も大分楽になりました。また、代掻きをすることで水もちを良くすることや、雑草の発生を抑える効果もありますね。 昔の稲作は全部手作業。大変だったのです。 それだからこそ、一枚の田んぼの大きさも最高で10アールでした。これ以上大きいと人間だけの作業体系に合わですし、平らにするのも困難になります。一見不合理にみえた、昔のことはすべて人の体に合わせて合理的に出来ているのですよ!いまは、機械力。いくら大きくしても機械は人間のように腰が痛い!などといいませんから作業効率上、一枚の田んぼの大きさをどんどん大きくしています。

私の家で一枚に田んぼで一番大きいのは120アールあります。この大きさわかりますか?日本の農家の平均耕作面積が大体、100アールです。それが、一枚の田んぼになったんですよ。これも機械のお陰です。

2002/04/24
今日から代掻きです。
オイル交換、グリスアップ、代掻きハローをセットしてトラクターの準備は完了です。
大きいトラクターで主に代掻きをしますが、小さいトラクターも場所によって使います。


これ、わかりますか。
ウイングハローと言いまして、折りたたみ出来るハローです。


大型トラクターのハローは長さが約4メートルあります。
このままでは、道路は走れません。油圧装置で折りたたむことが出来ます。


仕事をする時は広げます。
さあー代掻きをしましょう。


代掻き作業が始まりました。
晴天の日、残雪の蔵王の山々を眺めての作業は最高ですよ!


2002/04/22
4月22日いよいよ田んぼに水がやってきます。 角田の田んぼの水はどこからくるのでしょうか? 答えは、阿武隈川です。 阿武隈川の堤防は菜の花が花盛り。とても綺麗です。

阿武隈川からポンプで汲み上げ角田の田んぼに水をおくります。

土地改良区という耕作者の組合組織で運営している揚水機場で共同で 水を汲みます。何処の、河川も水利権という権利があって勝手に水は汲めません。

手前のコンクリートで出来ているおおきな水槽に水を汲み上げ その水圧でサイホンの原理でパイプラインに水を送り込みます。 私の所まで約3キロの所に大きな揚水機場があり、パイプラインで水はやってきます。

これが、揚水ポンプです。

パイプライン、用水路を経て田んぼに水はやってきます。 いたる所にある分水門で、田んぼの隅々まで水が流れるシステムになっています。 土地改良区の中に「用水係り」という人がいて、各地の分水門を管理しています。 誰でも勝手に調整出来ません。

こうして、ようやく田んぼに水が入るのです。 田んぼを作るということは、一人では出来ません。共同の力そのものだと 言えるかもしれません。

地域内にも小さな揚水機場があり、隅々まで水が回るシステムになってます。 すべて、土地改良区で管理しています。

2002/04/21
種まきしてから21日経ちました。

草丈は田植え出来る位になりました。
葉の枚数が2枚ですので2.5枚になるまでもう少しです。
これからの管理で、苗を硬く丈夫にしなければなりません。


今年は、どのハウスも順調に育っています。

2002/04/18
タンポポが花盛り。
例年ですと4月下旬(田植え始め頃)に花盛りですが今年は、10日程早いですね。

元肥の散布作業ももう少しです。
今咲いているのは、西洋タンポポです。
日本の在来のタンポポは殆ど見かけられなくなりました。植物の世界も西欧化しています。


諏訪神社で豊作祈願。

美味いコメ研究会の仲間とJTの皆さんとしっかりとお願いしました。

JT本社から課長さんも来角。
わざわざ東京からご苦労様。


私(百姓)も、しっかりとお願いしました。

今年こそは豊作でありますように。
神様にお願いするのみです。


ご祈祷も済んで記念撮影。
決して神様に御尻は向けません。
センターはしっかりと外しています。
これで、今年は豊作です!


2002/04/16
今年使用する元肥用の肥料です。
今日から元肥散布を始めます。


元肥に使用するJTの有機肥料です。
有機肥料にも骨粉を使用する為、今話題の狂牛病の影響で一時生産がストップするのではと心配されました。
大丈夫です。狂牛病はいろんな所に影響が出ています。


ブロードキャスターによって一気に散布していきます。

肥料を機械で均一に散布するのは技術ものです。
田んぼに水が入る22日までには完了しなければなりません。


麦の穂が出始めました。

麦畑の生育の早いところでは、例年より大分はやく穂が出始めました。

2002/04/15
種まき後15日経ちました。
葉の枚数が一枚半から二枚になりました。
全国的に暑すぎる陽気。夏日となりました。


2002/04/14
今年最後の育苗器のセットをしました。
種籾から芽と根が出てきたところです。
さて、クイズです。芽と根はどちらが先に伸びるでしょうか?
答えは・・・。
(どちらともいえないです。)種籾が発芽する時の環境によって変わるのです。
水中のような酸素の少ない所では芽が先に出ます。酸素の多い所では根が先に伸びるのです。


2002/04/13
今朝も霜が降りました。
 麦は越冬作物。少々の霜には負けません。


春本番”!
 もうすぐ田んぼに水が入ります。


2002/04/12
ハウスの中に水をいれます。
 これは、プール育苗といいまして宮城県の稲作専門技術員の
 藤井さんが、開発・体系化した技術です。私も大変お世話になってます。
 藤井さん県庁ばかりにいないで、たまには角田に来て下さい。


育苗期間中は、温度管理や潅水作業など管理作業はなかなか大変です。
 プール育苗にしてからは、大変楽になりました。


イネの体は大変不思議なものです。
 普通 畑の作物は水の中では根っこが腐れてしまいます。イネの苗は 畑状態でもよく根が育ちますし、水の中でもそだちます。イネは水稲とも言いますか水に強いのは当然ですよね。


2002/04/10
種まき後10日経ちました。
苗の草丈をある程度確保するには、これまでの時期の管理が結構コツがいります。


転作田の大麦もこのところの暖かさと適当な雨で、日増しに大きくなってきました。生育は、例年より大分早いです。
今月中には穂が出揃うでしょう。


大麦の体の中には穂の赤ちゃんが大きく育っています。(3センチ〜4センチ位
稔りを良くする為に硫安の追肥をしました。
生育がよいので例年より大分少な目の追肥の量となりました。


2002/04/09
種まき後9日目
育苗用のマットを取りました。


2002/04/08
種まき後8日目
白いものが育苗期間の緑化期と呼ばれる時期に苗に掛けておく育苗用のマットです。
育苗器からハウスに広げる際、急激に強い光を当てると白化現象といいまして葉緑体の形成に異常になり真っ白な苗(白化苗)になる事があります。


2002/04/06
朝、5時 真っ先にハウスに行きます。
おはよう・・・・と声をかけハウスに入ります。
4日にハウスに広げた苗は一枚目の葉が出てきました。


葉先に水玉が出来ています。根が健康な証拠です、苗の状態を確認する為の大切な目安です。

これから、本葉が2.5枚から3枚になるまでハウスの中で育てます。
ビニールハウスは日中締め切っていますと、晴天の日は50度Cにもなります。ハウスの管理を怠ると高温障害で苗をからすと言う事故が毎年何処かでおきます。これから、気の抜けない日々が続きます。


今朝、霜が降りました。これからが、凍霜害の被害が発生する時期です。
今年は、大変暖かい春です。作物の生育も大幅に進んでいます。
今年は、大きな凍霜害の被害が出るかもしれません。
屋根に白く見えるのが霜です。


ハウスのビニールにも霜が降りました。透明なビニールが白く見えます。
自然の災害は、其のほとんどは大きな風や音を伴ってやってきます。しかし、凍霜害だけは静かに静かに皆さんがまだ寝ている夜明け前後にやってきます。


2002/04/04
一日の夕方にセットしたものが、出芽が完了しました。

きれいに出芽をしています。
白く見えるのが「鞘葉(しょうよう)」といいましてこの中に一枚目の葉があります。


出芽を終えた苗は、パレットごとフォークリフトでハウスに移動して。。。

葉の枚数が2.5枚〜3枚になるまで育てます。

皆さんこの機械なんだかわかりますか?
箱を並べる機械です。


昨年始めて導入した機械です。
一見何だこんなもの、と思いましたが使ってみるとなかなかの働き者です。


実際に動いているものを見ないと分からない事でしょうが、モーターで動きます。

バックしながら作業します。

農業近代化の歴史は、私達農民から農作業の重労働からの開放の歴史だったといえます。
農作業のほとんどは、単純作業で同じ姿勢で仕事をします。
しかも、中腰での長時間での作業は経験した者でないと分からない辛いものがあります。


女性や高齢者の手伝いを受けるには、出来るだけ機械化するように努めてきました。農作業の体験ツアー程度の農作業でしたら手作業の喜びを味わえるでしょうが、仕事となると別です。
近年、耕作面積が大規模化し しかも生き物相手、短時間で仕事を終わらせる必要があります。そのためには、機械化が絶対に不可欠です。


箱を並べたところです。
この上に、育苗用のシートをかけ緑化します。
これから、一年でいちばん神経を使う日々が続きます。
無事に、育ちますように・・・・・・。


2002/04/02
二回目の種まき作業です。
一回目の品種は 「ひとめぼれ」でしたが二回目は「まなむすめ」です。


春休み中です。
親戚の子供達も いっぷく だけは一人前に手伝いです。



2002/04/01
今日から4月。初夏を思わせる晴天です。桜も一斉に咲き出しました。
今日は、暦の上でも種まきの吉日。天気も最高、豊作の願いを込めて種まき作業を始めました。


種まき作業は、土入れから種まきまで全てオートメーションです。

空箱を入れます。

潅水をします。

種まきをします。
一箱当たり170グラムのモミを蒔きます。育苗箱は60センチ×30センチの大きさです。


覆土をかけて完了です。

種まきは、家族総出の作業です。手伝いももらいます。

今日から5回に分けて4月10日過ぎまで種まき作業が続きます。

蒔き終わったあと、フォ−クリフトでパレットごと育苗器にセット約2昼夜位かけ
発芽させます。温度は30度で発芽させます。
育苗器を利用しないでハウスで発芽させる方法もありますが、計画的な作業を
する為に育苗器を利用しています。
いよいよ、今年も始まりました。一年で一番気が引き締まるときです。
今年も、頑張らなくちゃ!