デジカメ農作業日記 (2002年6月)

2002/06/30
 6月も今日で終りです。11日に梅雨入りして以来、毎日が梅雨空。
 これが、梅雨といってしまえばそれまでですが、それにしてもお日様が恋しいです。いよいよ、明日から7月。一年の半分過ぎました。
 田んぼでは、イネの体づくり(栄養生長期)が最盛期を向かえています。これから節間が伸び始め、穂が出来始める大切な時期を向かえます。(生殖生長期)。このところ寒い時期がありましたがイネにはさほど影響がないでしょう。しかし、これからがイネにとって最も大切な時期を向かえます。
 しかも、気温が20度以下の日が続く様だと致命的な災害につながる可能性があります。


 若殿の田んぼで、3本植えの株です。田植え以来比較的低温の日が続いた為に思ったより分げつがすくないようです。


  (15本植え)
分げつが多く見えますが、最後はどうなるでしょう。
 稲刈りまで定点観測しますのでお楽しみに。


2002/06/29
 今年蒔いた大豆の種です。
 左が小粒大豆「コスズ」の種子です。
 右が普通大豆「あやこがね」の種子です。


 6月20日に蒔いたコスズが芽が出ました。


  コスズは芽も可愛いです。
それにしても、11日に梅雨に入ってから満足に晴れた日は数日です。
 梅雨の晴れ間は殆んどありません。今日も日が射す予報でしたが、お日様は拝めませんでした。大豆の播種作業は今月中には終わりそうにありません。困りました。


2002/06/26
 我が家の3回目の麦検査。今日も梅雨空。小雨の一日でした。
 JAライスセンターの検査場に運びこまれた麦です。これから、食糧庁食糧事務所職員による品質検査が行われます。


 食糧事務所の職員による検査が始まりました。



 手分けして充実度、水分、品質等が測られます。



 生産者も立ち会います。
どのような判定が下されるかハラハラドキドキデス。すべては、国営検査官の権限です。
 合格するか。1等か。2等か。で収入が違ってきますので、自分の検査となるとカタズヲ飲んで見守ります。


 数年前までは検査官は男性のみでしたが近年、この世界にも女性が進出してきました。国家公務員による検査も数年後には民間委託される予定です。
 これも時代の流れでしょう。


 水分計で一番最初に水分がチェックされます。
13パーセント以下でないと不合格です。
 麦は水分を吸収しやすいので梅雨時は特に注意が必要です。この日も水分が戻り不合格になった麦が出ました。


 麦を精白して水に浸して硬質麦の検査です。白くなればOKです。
 加工適正をみます。高タンパク質の麦になるとガラス質の硬質麦になります。硬質麦になると加工適正が著しく悪くなりますので等級が下がります。


 検査結果はこの様に記帳されます。
 我が家の麦はこの日もオール一等。
 今年の麦はこの日の分もあわせて1400袋オール一等でした。毎年一等麦はあるのですが、オール一等は久し振りです。


  袋に格付け印、一等の判が押されて検査終了です。
今年の麦は久し振りに高品質の麦を収穫できました。


2002/06/25
 6月24日は5日ぶりの晴天。久し振りの晴天にイネたちも一層元気になります。
 天気予報では、明日は雨。大豆の播種作業はまだ半分。畑が自然に乾くのを待ってては仕事になりません。そこで、朝仕事から荒起こし作業。夕方乾燥したところを見計らい一気に砕土作業をすることに決める。残り5ヘクタール全部はやれないので、とりあえず2ヘクタールの播種作業をする事に。
 明日、雨が降るまでになんとしても播種作業まで終わらせねば。幸いこの時期としては珍しい西風。湿度が40パーセント代の乾いた風。これで、畑は乾く。

  6月24日梅雨の晴れ間の朝。
 久し振りの快晴にイネたちも踊っているようです。
 朝露に朝日が輝き田んぼ全体が細かい真珠の宝石でもちりばめたように実に美しい時間帯です。
 6月25日朝早くから大豆の播種作業。起きて直ぐパソコンで天気を確認。9時ごろから雨の予報。それまでは、確実に終わる。
 しかし、5時過ぎから霧雨模様。8時まで何とか霧雨の中でしたが作業完了、やれやれ。9時過ぎには小雨となる。これが、梅雨というものですか?
それにしても、もう少し晴れ間が続かないものでしょうかね。


2002/06/20
 11日に種蒔きした大豆「あやこがね」は芽が出て本葉が出てきました。


 「あやこがね」は新しい大豆の品種です。納豆や豆腐等加工に適し、期待されている品種です。


 今日(20日)から納豆用の「こすず」の播種作業を始めました。丁度梅雨時です。この辺の土は耕起してから雨が降るとなかなか畑に入れなくなります。
 耕起と同時に種蒔き作業を終わらせるようにします。
 耕起した後雨が降ると播種作業すぐにはできなくなります。
 お空とにらめっこの作業が続きます。作業のタイミングが勝負です。


 6月20日現在、定点観測のイネです。盛んに分げつしています。今ごろまでに出た茎は確実に穂を作ります。


  余り遅く出た茎は穂を作らず枯れて無くなります。これを無効分げつといいます。この無効分げつをいかに出さないかがコメ作りのポイントのひとつです。


2002/06/16
 定点観測のイネです。
田植えから丁度、50日経ちました。


 若殿の田んぼに仙台から草取りにやって来ました。
 手前は若殿の母上様です。
田植えのときはアメリカのダラスでインターネットで若殿の田植えの様子を見てたとか。


 海藤君も除草機で頑張ってます。


  皆さん真面目にやりましたね。
 田んぼでは無農薬栽培なので草取りを心配していましたが思ったより雑草が生えませんでした。
 6月一日と今日の様子は番外へんで詳しく報告します。今度はアップしますから見てね。


2002/06/14
 14日は宵節句。
 6月15日は旧歴の5月5日。端午の節句。我が家では毎年、宵節句にはヨモギとショウブを取ってきて屋敷内の屋根をヨモギと菖蒲で屋根葺きをします。
最近は殆んどの家でこの行事はしませんが、私は毎年やろうと思っています。


  宵節句には菖蒲湯に入ります。
 子供達の頭に菖蒲で鉢巻してやります。
 中国では旧歴で盛夏の5月は悪月とされていますのでヨモギとショウブで邪気を払うのだそうです。
 11日に梅雨入ってから梅雨空になりました。


2002/06/11
 6月11日東北地方も梅雨にはいりました。
昨日肥料散布後すぐにトラクターで一気に耕起しました。とりあえず、「あやこがね」(大豆の品種)の作付け予定地3ヘクタールを耕起・播種しなければなりません。夜遅くまで耕起作業を行いました。


  大豆の播種作業はシーダーと言う機械でおこないます。
 日中小雨が降りましたが3ヘクタールの種蒔きを無事終えました。
 夜には久し振りに本格的な雨となりました。先ずは一安心。
 納豆用の小粒大豆の播種は20日過ぎからの予定です。


2002/06/08
 麦を刈り取ったそのすぐ後に大豆の播種作業をします。麦稈は全量鋤き込むように指導されていますが、大豆の生育に支障がありますので多いところは燃やします。燃やしても半分位は残るようです。

 すぐに肥料散布をします。


 今年は晴天が続き順調に麦刈りを終えました。例年ですと15日過ぎに刈り取りを始めますので梅雨の時期と重なります。収穫直前に数日間雨にあい規格外になり大減収したこともあります。
 コメも同じですが作業場に持ってくるまでは安心できないのです。面積が多くなると少し早めに全ての作業を始めるのは当然なことなのです。


 定点観測のイネです。
6月10日現在です。この所の晴天で一気に生育旺盛になりました。


 盛んに分げつしています。
茎が増えている様子がわかりますか。
 理論的には一本の苗から40本の分げつが出ますが、実際には栽培環境等の影響でそんなに茎は残りません。


2002/06/08
 乾燥が終わった麦は細麦などを取り除く調整作業後袋詰作業をします。
 コメは1袋30キロですが大麦は25キロです。


 麦の栽培に使用する機械は、イネと全て同じ機械を使用するので栽培にあたり新たな投資をする必要はありません。
 今年は、晴天が続いていますのでいいのですが6月は梅雨。麦は一雨に当たるごとに品質が悪くなります。



 麦は水分を13パーセント以下に調整しますが雨の続く年は、外気の湿気を吸収して水分がすぐ戻ります。
 今年は良いのですが格付け検査が終わるまでは管理に気を使います。


 今日、初めて調整作業を行いましたが細麦も少なく品質・量とも良さそうです。
 しかし、検査(食糧事務所)の検査が終わるまではまだ安心できません。


2002/06/06
 刈とった麦はコンテナで乾燥場へ。

 作業場には乾燥機が5台あります。
 田んぼで約2ヘクタール分のモミを一回に処理できます。
 刈り取った麦は30パーセント以上の水分がありますので乾燥機で約24時間かけて13パーセント以下の水分になるまで乾燥させます。


2002/06/04
 これなんだか分かりますか?
朝仕事に田んぼに行って発見。
カブトエビかな?
 この辺では見かけない生き物。確実に環境が良くなっています。


 今日から麦刈りを始めました。
 今年の作柄はすこぶる良さそうです。
 ここ暫くは天気がつづきそうです。この間に一気に麦刈りです。
 麦刈りは暑いです。でもこの暑さが必要です。それにしても麦刈りは埃とむせかえるような暑さで結構きついです。


 刈り終えた麦はコンテナに移し、作業場へ。
 乾燥機で水分を調整します。


2002/06/03
 いよいよ明日から麦刈りが始まります。ここ数日の晴天で一気に進みました。

 先日も紹介しましたが大麦の穂です。
 シュンライと言う品種です。すっかり色付きました。


 これは分かりますか。
 小麦の穂です。大麦よりの約10日程遅い刈り取りです。
 例年、6月下旬の刈りで、梅雨の最盛期にぶつかり品質低下になりやすい事や、麦の刈り取り後、大豆を蒔く関係で刈り取りの早い大麦の作付けがほとんどです。


 これは、畦の草をかる機械です。自走式です。


 近年、規模拡大が進んできましたが、規模拡大のネックになっているのが畦をはじめとする田んぼ周辺の草刈作業です。多くの労力が必要です。
 近年、大分良い機械が開発されてきました。
 田んぼの周辺が綺麗に草刈がされていますが、田んぼを作ればこそ道路の路肩まで草を刈るのです。正しく私たち稲作農家はたんぼをつくる事で環境ボランティアをしているのです


2002/06/01
 今年も麦秋の季節がやってきました。 麦刈りにはまだ早いと思っていましたが、この所の晴天で一気に色付きました。後数日で麦刈りが始まります。田んぼが日増しにその緑を濃くし、そして麦畑の黄金色。 梅雨を前にしたひと時、実に美しい景色が広がります。

 6月1日。これから日増しに分げつ(茎)がふえていきます。  定点観測をしますのでお楽しみに!

 若殿の田んぼに除草機かけに仙台からやって来ました。
海藤君頑張ってます。若殿の田んぼに除草機かけに仙台からやって来ました。
 海藤君頑張ってます。


 蔵に仕舞って置いた手押しの除草機。約40年振りの出番です。
 詳しくは、番外の若殿稲作日記で報告します。