デジカメ農作業日記 (2003年8月)

2003/08/29
 田んぼの中に7月下旬より、突然大きな空間が、出現。
 今年は、いたるところの田んぼに、被害が発生しました。
 これは、野ネズミによる食痕跡です。


 冷害のときは、特に 被害が多く発生するようです。
 餓死ガコイでしょうか。 野生の動物の方が、自然に対して敏感に反応しています。


 定点観測のイネです。
お盆過ぎ20日までは、毎日雨でしたが、21日から25日まで青空が見えました。
我が家のイネは、おかげ様で水管理が上手いきました。そんな田んぼでは、低温の被害も殆どなく、これからの残暑次第では、平年作を確保できそうな田んぼがたくさんあります。


 29日 今日は数日振りに 朝から晴天。気温もぐんぐん上がりました。
心配していた、イモチ病の被害が天気になった事で、急に目立ってきました。
穂にイモチがついたら、これまでの努力が一晩で 駄目になってしまいます。
田んぼの、見回りを今まで以上に注意深くしなければなりません。
最後まで、気が抜けない日々が 続きます。


 我が家の田んぼで、上手に深水管理が出来た 田んぼと。
他所の田んぼですが、水管理が上手く出来なかった 田んぼ。 
 現在の状況を、紹介しましょう。
 いかに、基本技術の深水管理が大切か 分かるはずです。
 10年前の冷害時よりも、今年が栽培者の 努力が ハッキリ出てます。

 我が家の 田んぼの状況です。
 7月10日以来 8月10日まで前歴深水管理を徹底して実施した田んぼです。


 平年と殆ど 変わらない綺麗な 稲穂です。

 田んぼに通うのが 毎日 楽しくなります。

  7月中旬の異常低温時も、上手に水管理が出来なかったようです。
今日(29日)は、久しぶりに朝から晴天。
穂が出てから 20日以上の経つというのに、稲穂は殆ど 天を向いたままです。


  太陽の光で稲穂が 透けて見えます。
中が空っぽです。
この辺では、「アンドン穂」といっています。


 「田んぼさ行って 稲を見るのが ヤンダグナッタや! 」という声が日増しに大きくなってきました。

2003/08/24
 あぶくま農学校「土塾」最終日。
 塾長の佐藤角田市長さんの、挨拶。
 塾での研修を機会に、角田市を第二のふるさと にして下さい・・・。

 塾生の皆さんご苦労様でした。
 今回は、東農大・東北大・茨城大・宮農短大の学生さんの他、 国立大学の助手、日本を代表するトップファッションデザイナー、主婦、大企業の管理者、主婦など多種多様の人が参加しました。


 塾生を代表して、茨城大の青野さんが塾生を代表して 終了証書を受理していただきました。

2003/08/23
 今年最高気温を記録。
久しぶりに 三日以上も 晴天が続きました。
 田んぼのイネは、急激に 実が入ってきました。


 不稔の実態が 時間と共にハッキリしてきました。
 私の田は、深水管理が 上手く出来た田んぼは、見事に頭を垂れてきました。
 田んぼによって、想像以上に 不稔の割合が高い田んぼがありそうです。
数日後に 大騒ぎになるかもしれません。


 大豆は 花が咲き出しました。
 例年と比べると 半月以上生育が遅れています。
 残暑に期待して、生育の遅れを少しでとり戻したいと思うんですが。


 あぶくま農学校「土塾」研修3日目。
 我が家で、稲作農家研修が行なわれました。
 作業場で、稲作農家の経営状況の説明を行ないました。


 田んぼで、今年の稲作状況を説明。
 イネの生理学を、大学並みの? 講義をしました。


 久しぶりに 綺麗な蔵王連峰を見ることが出来ました。


 夏の間に 綺麗な蔵王を撮りたいと 思っていましたが シャッターチャンスがありませんでした。

 久しぶりに、夕日を眺め 写真をとりたいとう 感動を覚えました。


2003/08/22
 昨日から久しぶりに 晴れ間が見えました。
 今日は、朝から 晴れました。本当に久しぶりです。
 この天気が後、2〜3日続けば、今年の作柄が大体 予想できるでしょう。
 思っていたより、冷夏の影響が 深刻かもしれません。
見事に 稲穂が頭を垂れてくれると良いのですが。心配です。

 小学生3人から田んぼについての「取材」をされる。
夏休みの宿題?


 久しぶりに 夕日を眺めることが出来ました。
 急に暑くなったので、体にこたえます。
 天気が回復して ホントに良かったです。


 あぶくま農学校 二日目。
日中は、農家研修。肥育農家と酪農家を訪問しての研修です。
夜は、 あぶくま農学校 公開講座。
小松先生をコーディネターに 「新規就農者は、貧乏で元気だ」と題してパネルデスカッションをしました。


 パネラーは、千葉県で農業をしている、室住・坂巻夫婦と角田で百姓してから10年、三浦君の3人です。
 室住・坂巻夫婦は、北タイで少数山岳民族のラフ族の支援活動を1年半ほどしてきました。
 私も、北タイの支援活動で 大変 お世話になりました。
 人生観も含めて 大変 面白い 公開講座でしたよ。


2003/08/21
 H15年 あぶくま農学校「土塾」が始まりました。
 21日から26日までです。


 今年は、地元仙台をはじめ 東京から 30名の参加をいただきました。 

 定員 20名のところ 昨年の 倍以上の皆さんの参加をいただきました。

 農業公社のホームページを見て応募してきた人が 結構いました。

 あぶくま急行・角田駅 オークプラザで開会式をしたあと、角田市内の農業施設見学をし、夜には宿泊場所の農村環境改善センターで講座が 行われました。

 私も、運営委員会代表として「われわれは、何故 あぶくま農学校を作ったのか」と題して講義をしました。

 初日の感想は、


「時代は、多様な生き方を求めて確実に動き出している。」・・・でした。


2003/08/19
 13日の晴れ間 以来、今日まで毎日 雨の日が続いています。
 今月に入ってから、マトモに晴れた日が 2日間だけ。
 天気予報に文句 言ってもしょうがないが、これほど 当てにならない天気予報とは・・。


 13日の貴重な晴れ間に 一斉に咲いた花は、それ以来 晴れ間がないにもかかわらず僅かな日照を頼りに、光合成を開始。澱粉の蓄積をはじめました。
 例年ですと、出穂後3〜4日で頭を垂れてきます。しかし、今年は 1週間以上かかって少しずつ頭を垂れてきます。
 障害不稔の影響もありますが これ程の日照不足では、澱粉の蓄積が進まないのは当然かもしれません。
 冷害年の特徴ですが、一枚の田んぼ、一株でも 生育が大きく不揃いです。
 まだ、花が咲き終わらない 株もあります。


 西を向いても東を向いても 空は、ドンより鉛色の空が広がっています。
 お盆明けには、晴天が続くとの、天気予報?
 大きくハズレ、毎日が 雨。しかも、気温が 10月上旬頃の気候。


 何処の家でも、コタツに火を入れないと 寒くていられない。
 今年は、夏はありませんでした。
 どんな、秋の収穫になるか 想像もつかなくなりました。


2003/08/13
 今日は、朝から快晴。
気温も一気に上がりました。稲の花も 一斉に咲き始めました。


 田んぼによって水管理、生育状況で 不稔の割合が大きく違いが出そうです。

 今日のような、晴天が 一日でも多くあるように祈るだけです。

 NHKの福島さんは、今日も午前中イッパイ 取材兼 撮影の仕事。
 デジタルカメラは、コンパクトのうえ、性能がすこぶるアップ。


 近い将来は、ディレクターの仕事は カメラマン兼 編集 何でもシナケレバならないかもね・・・。
 SONYはとんでもない機材を作ったものだ。・・・・ とボヤイテいました。
 ご苦労さまでした。


2003/08/12
 台風一過の 青空は続かず 今日は朝から雨。
 東京からNHKの福島さんと おコメ館 山田屋の秋沢専務さんが田んぼの様子を見にやってきました。


 うまいコメ研究会の仲間と一緒に田んぼで情報交換です。
 水管理が上手くいかなかった田んぼでしょうか。田んぼ一面に低温障害による、 ハクフが発生。
 白く花が咲いたように見えます。
 こんな光景は、これまでの百姓人生の中で 初めての経験です。


 秋沢専務さんは、秋田、岩手を回って角田にやってきました。
 秋田は、低温被害は ないとの事。
 冷夏の様子を、産地で確認したいと言うことで 来て頂きました。


 幸い、「まなむすめ」 は 「ひとめぼれ」 同様 耐冷性は 極強。
 これからの 天候次第で 被害を最小限に抑えることが出来るので安心して欲しいという話をさせていただきました。


 NHKの福島さんは、春からの一連の取材でやってきました。
 今回は、一人で カメラを担いでの取材です。 


2003/08/10
 昼過ぎに、帰京。
台風一過 暑い暑い 夏の太陽が戻ってきました。
 久々の 青空そして蔵王に沈む夕日。 でも、季節は、暑中見舞いから残暑見舞いへ・・・。


 台風一過。 気温も一気に上昇。
 この暑さで、稲穂が一斉に 出てきました。
 心配していた台風の被害も 殆どなく 無事に花が咲いたようです。しかし、上手く受粉できたかは後、数日過ぎれば分かります。
少し早めに出た 穂の一部は頭を垂れようとしています。
実が入っているようです。


 夕方、早めに出穂した他所の田んぼの 稔実の様子を確認したところ かなりの割合で不稔モミが発生しているようです。 深水管理等が上手く出来なかった田んぼですが・・・。

 台風10号は各地に 大きな被害をもたらしたものの、角田への影響は殆どありませんでした。

2003/08/09
 東京西新橋 ライブハウス・*SOMEDAY*にて わが恩師 小松光一先生の出版記念ついでに還暦祝いのライブ・パーティー に参加の為 上京。

 角田からは、6名が参加。佐藤角田市長も参加予定でしたが、折りしも 台風10号が上陸。
 急きょ、災害本部設置の為 上京を断念。
 台風の動向を見極め、午後から新幹線で東京へ。


 パーティーのサブタイトルは、「気をつけよう 暗い夜道と おもしろ農民」


 参加者は、北は北海道常呂町から 南は 宮崎県 都農町まで 全国各地から150名を超える参加者。
 呼びかけ人代表・大地を守る会会長 藤田さんの挨拶の後 第二部では、怒涛のライブセッション と題して ピアノ 板橋文夫、サックス 林 栄一、 ベース 立花 泰彦、 ドラム 外山明


 舞踏 ・ 踊る百姓 山形県 余目町・阿部利勝 等の出演者によるライブパフォーマンス。

 最高に良かったで〜〜〜す。


 また、「だんだんに」編集発行人・オカリナ奏者 黒澤 常道 さんの オカリナ演奏もありました。

 台風10号も、角田市には殆ど 被害はなかったと言う 報告を受け安心安心。
 全国各地で活躍している皆さんと久々、 お会いできて 楽しい一夜を過ごす事が出来ました。


 小松先生 これからも お元気で!!。 

2003/08/08
 台風 10号が接近中。
蒸し暑く、雲の多い一日でした が 時々 青空が覗きました。
田んぼのイネは、今日の暑さで ダイブ 穂が出てきました。


 お昼には、久しぶりに 蔵王の山並みが うっすらと見えました。
 台風の雨が降る前に、大豆の追肥作業をしました。


 7月以来低温で、穂が障害を受けました。
あまりにも低温が、ひどかった為 穂の先端や4分の一程 白く退化したと思われます。


 H5年の冷害では、山間部の一部に見られた程度でしたが、今年は平地の いたるところの田んぼで観られます。
 盛んに花が咲いていますが、 本当に受粉できたのでしょうか。
 田んぼに行くと、僅かながら イネの香りがしました。
 例年ですと、今日のような 蒸し暑い日は イネの香りが 田んぼイッパイに 広がるんですがね。


2003/08/06
 今日は、最高気温が25度前後。
 どんよりと曇った一日でした。
梅雨明け後、真夏のあの 青い空が 戻ってきません。


 気温は、高くなったものの お日様が 顔を出しません。
 地域全体の一割ほどの 田んぼで 稲穂が出たでしょうか。
 盛んに 花が咲きまじめました。


大河原普及センターより、 ひとめぼれ の耐冷性に関する情報をいただきましたので、紹介します。
ひとめぼれの冷害抵抗性について
1 障害型冷害は幼穂形成期から登熟初期にかけて著しい低温によって,生殖細胞が発育障害を起こし,不稔あるいは粃(しいな)を多発して減収する場合があります。

2 穂ばらみ期の低温の影響は稲の生育期間を通じて最も大きな低温障害を被りやすい時期は,穂ばらみ期から出穂・開花期にかけてであり,この期間内で特に不稔が発生しやすい時期は以下の3期間です。@頴花分化期(出穂前24日頃),A減数分裂期(出穂前10日頃),B開花期
 以上の中で最も低温の影響が大きいのは,出穂10〜11日前を中心とする数日間に相当する減数分裂期です。
 不稔の発生する原因は気温の高低だけではなく,その持続期間や品種の耐冷性の強弱,施肥法などが関係します。ササニシキなど耐冷性が中程度の品種では,障害が発生し始める限界温度は日平均気温が20℃以下で,これより低温になるに従って籾の大きさが小さくなったり,花粉の形成に不可逆的な障害を受け,稔実不可能な頴花が増加します。さらに最低気温が17℃以下になると籾や枝梗の退化を併発し,稔実可能な頴花が極端に減少し,16℃以下では回復不可能な減収となる危険性が発生します。
 その後,正常に出穂し開花しても,稔実籾が少ないので傾穂せず,あんどん穂や青立ちとなって被害に気付く結果になりやすい。
 出穂・開花期に低温に遭うと,頴花は一時開花せずに待機し,日中のわずかな気温上昇時に一斉に開花するようになります。最高気温24.5℃,最低気温14.5℃,平均気温19.5℃を境として,これより低温になると極度に開花が遅れたり,開花しなくなります。

以上。


 さ〜〜てと、 今年の梅雨時の低温は、過去最悪でした。
 盛んに 花は咲いたものの 上手く 受粉できたでしょうか。


 阿武隈川で 水難事故が発生。
 昨日の 午後から 消防団員に 出動命令が出ました。
 宮城県警のヘリコプター等も出動。 200名規模の大掛かりな 捜索体制。


 今日も、一日 阿武隈川下流の 阿武隈大堰(岩沼市)で警戒をしてました。

2003/08/02
 梅雨明け 初日。
 真夏の天気が戻ってきました。
 30度を超える暑さ。田んぼの稲穂が一斉に顔を出してきました。


 我が家の田んぼは、まだですが、生育が早い田んぼは、花が咲き出しました。


 しかし、なんとも弱弱しい 花です。
 おしべの、花粉の量が 極端に 少なく元気がありません。
 無事に受粉できたのでしょうか?
 心配が現実のものにならないといいのですが。心配になってきました。
 この田んぼは、深水管理が上手く出来なかったたんぼです。


 朝仕事から大豆畑の 中耕倍土作業の開始です。
 大豆の生育も 大幅に遅れています。


 しかし、諦めてはいません。
 夏休み 返上。 一日も早く 作業を進めなければなりません。

 今日 一日 ホントに暑かったです。
 久しぶりの夕日です。


2003/08/02
 今日の 午後に 梅雨明け宣言が出ました。
 転作、麦あとの 大豆は記録的な 7月の低温と日照不足のため 大きく生育が遅れています。


 午前中は、曇りがちでしたが、気温は一気に上昇。
 ミスト機を背負いながらの追肥作業は、 汗びっしょり。


 大豆は、まだまだ諦めていません。
 朝仕事から 追肥作業をはじめました。
 照り付けるような、真夏の太陽は顔を出しませんでした。


 7月の仙台の平均気温は、18.4度。日照時間は、平年の三分の一。
 1988年・1993年の大冷害に匹敵するか、それ以上の記録的な低温の梅雨だったとか。
 午後から梅雨明け宣言が出たものの、真夏の青空はありません。
 うす曇、しかも 東風。あぶくま山系に沖上げの雲。
田んぼのイネは、穂が顔を出してきました。


 どんな、穂が出るのでしょうか。
 穂の形をしても、中身が心配です。花粉が上手く出来たか・・。
 あと、数日で結果が分かるでしょう。
 アンドン穂にならなければ、いいのですが。

 きれいな、夕日は 観れませんでした。