デジカメ農作業日記 (2003年9月)

2003/09/29
 昨日から、刈り取り作業受託をしている田んぼの 稲刈りを始めました。
この地域の 平均的な田んぼといえましょう。


 刈り取りをしていて、ビックリ。
コンバインにモミが貯まりません。


 刈り取り作業が、本格的になっていきました。
田んぼの アチコチから「ため息が聞こえてきそうな稲刈りです」
モミの量は、平年の三分の一の量です。


 残暑が期待通りにあれば良かったのですが、それもナシ。
ホジョウ条件がよければ、一気に稲刈りが終わりそうです。
地域的には、平成5年よりも作柄が悪くなるかもしれません。


2003/09/26
 取材2日目。
 雨が上がり、予定通り 稲刈り風景の撮影です。
 田んぼの被害調査票の立て札の撮影です。
 今年は、殆どの田んぼにこの様な、立て札が立っています。


 昨日の夕方、ディレクターの福島さんより、稲刈り風景の撮影に高所作業車が欲しい。何とかならないかとの相談。早速 我が百姓仲間、親友である 馬場君に相談。
高所作業車は、持っているとの事。


 天下のNHKの為ならと、二つ返事で OK。


 超多忙の身にもかかわらず、午後から 作業車を持参してはせ参じてくれました。
この心意気、何とも頼もしいです。


 人間 銭金も必要ですが、心意気に共感して行動する。
馬場君は、いい男です。


 天気も 晴れて、蔵王の山も見えてきました。凄いロケ 風景となりました。


 夕方、4時頃。イネ刈りをしていたら、東北放送の記者が突然やってきました。
 イネ刈り風景を撮らせてくれというので、勝手にどうぞ。
 今日は、9月15日現在の作況指数の発表があったとか。角田は75とか。
 本社から稲刈り風景の画が欲しいといわれたが、稲刈りをしている人は 見つからなかった。是非 撮らせてということです。そういえば、コンバインは見かけませんね。
どうしたことかと 思っていたら農業共済の悉皆調査が終わらないからだというのです。 夕方のニュースで放送されたとここと。随分 急いで撮影してたようですが、お宅さんのお名前は 何だっけ。写真を一枚といったら、取材するのはなれているが、撮られるのは慣れていないとの事でしたね。


2003/09/25
 東京からNHK教育テレビ小学5年生「とことん見聞録」取材班がやってきました。
春先から取材が始まって今回で5回目。


 一日目は、雨降りだったので作業場で 乾燥調整作業や精米作業の撮影です。


 たくさんの機材を持参しての取材、ご苦労様でした。


2003/09/23
 お彼岸の中日。

 朝、濃いモヤがかかり 道端のくさにもビッショリ濡れました。

 今日は、昼と夜の時間が同じ日とか。。

 濃いモヤのたち込める日は、快晴の予感。

 8時半過ぎにお日様が出てきました

  お墓参りのあと、稲刈り作業を開始。
 せっかく乾いてきた田んぼも、台風の雨で水が溜まってしまいました。


 快晴の稲刈り日和ですが、田んぼは水がたまってヌカリマス。
 しかし、最新型のコンバインは田んぼの状態に関係なく、一気に稲刈り作業をこなします。


 昔のコンバインだったら、稲刈り困難な状態ですが、最新型は走行性能は抜群です。
 天気が続いて欲しいです。


 今日の夕日。
 日の入りが 大分早くなりました。


2003/09/20
 今日から稲刈りを始めました。
 朝から、小雨がパラツクあいにくの天気でしたが、台風が接近中。
 25日まで、新米を届ける予定なので稲刈りを始めました。


 NHK仙台放送局で冷害の取材をしたいということでやってきました。
 11時頃に始まり午後1時過ぎまでで92アールの刈り取りを無事終了。


 穂はやや小ぶりなものの、障害不稔も比較的少なく今年のイネとしては上々でしょう。 移動中継車でやってきたので、早速 仙台局まで送り、昼のローカルニュースで
 角田の田んぼの様子と田んぼの悉皆調査の様子が放送されました。


 今日は、西日本新聞の神屋記者も東京から冷害の取材にやってきました。
 ご苦労様でした。NHKは2回の番組を予定しているとか。
 決まりましたら、報告します。


2003/09/18
 ここ数日、暖かな日和が続いています。
 急速に 黄金色に色づいてきました。
 心配していた、田んぼの状態も大分乾いてきました。
 コンバインも田んぼに入れるようになりました。


 麦刈りに使用したコンバインの整備を急いでいる毎日です。
 我が家のコンバインは今年で5年目です。
 最近のコンバインは、メンテナンスも考えて設計されています。


 点検・整備作業が以前の機械よりも大変楽にできるようになりました。
 コンバインのメンテナンスは、全部 我が家でします。
 5年目ということで、ベアリング等が 痛んできました。


 作業中のトラブルは、一番困ります。
 シーズン中 大きなトラブルがないように 念入りに点検作業をします
 最低、10年以上使用します。


2003/09/15
 イモチ病は伝染病です。確かに冷害の年に多く発生しますが、天災ではありません。
 大型圃場で右側は、イモチ病で収穫皆無でしょう。左側は、多分田んぼの持ち主は違います。
 一枚の田んぼで、アゼで区切られていませんが 線を引いたようにイモチ病の被害がちがいます。
 初期の適切な薬剤散布の仕方で大きな大きな差が出たものと考えられます。
 この田んぼの状況を見ただけでも、いもち病の被害は人災といえます。


 今日は、東京から東大農学部ドクターコースに在籍しているKさんが、日本農政の研究の為に冷害の勉強にやってきました。彼女は、戦後の農政、特に「コメの生産調整後30年間の農政の検証」をテーマに研究を進めるとか。シッカリやれよな。

 我が家の田んぼでは ありませんが、地域内には一穂に数粒しか実っていない田んぼが数多く見られます。
 低温がいかに、強かった事を物語っています。低温に対する栽培管理のミスマッチから 想像以上の被害をもたらしたとかんがえられます。


 この田んぼの収穫量いは、10アール当たり60キロぐらいでしょう。
シッカリと記録しておかなければなりません。


 ここ数日、残暑がつづいています。これからでも良いです。
残暑が一日でも長く続いて欲しいものです。


2003/09/14
 朝から快晴。
数日振りの 青空。


 季節は、秋です。順調に育った田んぼのイネは、綺麗な黄金色に色付き始めました。
 日毎に、田んぼによって冷害の影響の違いがハッキリしてきました。


 例年ですと、出穂から収穫まで品種によって違いますが、積算温度で900度から1100度が必要です。今年は、冷害の影響で一枚の田んぼの中でも 生育のバラツキがおおきいです。


 障害ふん稔の割合でも、収穫時期が違ってきます。
 今年は、稲刈り時期の判定が、大変難しです。


 農作業は、毎日 大豆畑の 草取り作業が続いています。今年は、天気が悪かった分、畑が荒れてしまいました。


 外の仕事も、晴れて天気のいい日は 気持ちがいいです。

2003/09/12
 2回目の大豆の消毒作業をしました。
 薬は、スミチオンベルクートという、殺虫剤と殺菌剤の混合粉剤です。
 近年、高品質の大豆生産が求められています。
 最低でも 一回以上位の薬の散布は、欠かせません。


 機械は、背負いの動力ミスト機を使用します。
 ナイロン製のナイアガラホースで二人一組で作業します。
 粉剤ですので、風のない、しかも 上昇気流がおきない、早朝か、夕方に作業をします。


 今年の大豆は、冷夏の影響と、長雨で生育量が例年よりも 小ぶりですが、何とかものになりそうです。
 播種作業前に実施した、土壌改良と排水対策を兼ねた、プラソイラ作業がきいているようです。
 農作物を育てる基本は、土作りですね。


 今日は、珍しい お客様がやってきました。
 元アサヒビール社長、現相談役 瀬戸 雄三さんです。
 現在 日本経済調査協議会で「食料・農業問題委員会」の委員長をしているので、現場の声を是非聞かせて欲しいということでやってきました。70才を過ぎても尚 元気イッパイ 気さくなおじいさんでした。
 気軽に受けたものの、委員会のメンバーの資料を見て、日本を代表するトップ企業の社長さんの名前がズラリ。
 東大の生源寺先生の名前もありました。
 そんなこと、どうでもいいですが経済界もJAばかりに 日本の食料生産を任せないで、本気で日本の農業・食料を考えてくださいよ。な〜〜んて またまた勝手に話させてもらいました。
 東京から同席してきた、日本経済調査協議会・主任研究員の蒲さん、しっかり勉強して下さいよ。

2003/09/10
 9月に入り残暑を期待していましたが、思うような残暑は続きません。
 ここ数日 残暑らしい気候なのですが。
田んぼによって、不稔の状況がハッキリと分かるようになりました。
 平年の2割程度しか期待できない田んぼから、やや平年作に近い収穫を期待できる田んぼまで管理の仕方によってバラツキが目立ちます。


 定点観測地の「まなむすめ」はここ数日の残暑で、急激に色付てきました。
 穂の大きさは、例年より少し小ぶりですが、不稔の被害は 殆どありません。
 日増しに黄金に色付いてきました。


 我が家の田んぼです。 あと、10日も過ぎれば収穫できそうな田んぼがあります。


 午前中 友人と今年の稲作について 田んぼの道で相談していたところ、突然数台の車がやってきました。

 何事かと思って 近づくと河北新報の斎藤記者・県庁関係者等顔なじみの人達。
 農水省の技術関係の審議官が現地調査にやってきたとか。
 暑いとこ、ご苦労様でした。


2003/09/06
 午前中、一時雨が降ったものの、昼前後から青空が広がりました。
 田んぼによって、出来不出来がハッキリ 目で確認できるようになりました。
 この田んぼは、ササニシキでしょう。


 殆どが カラッポの穂です。正しく「アンドン穂」。モミが 透けて見えます。
 また、稲穂が黒い玉になっているのは、「稲こうじ病」という病気です。
 花が咲く時期に、雨にあたると多く発生します。


 この田んぼでは、10アールあたり60キロ〜120キロぐらいでしょうか。
 平年の2割程度の収穫しか望めません。
 記録として残しておかなければなりませんね。


 久しぶりに きれいな夕日が見えました。
 いつの間にか、秋になっていました。夕方、6時を過ぎると 薄暗くなってきます。


 9月になっても天気が、回復しません。
 田んぼは、殆ど乾かず このままでは、コンバイン作業大変です。


 辛い、秋になりそうです。

 今週イッパイは、気象庁によると天気が良くないようです。
 夕べの、天気予報はまたまた、来週から天気よくなるでしょう。

・・・・でした?


2003/09/03
 数日振りの晴天。
 少しでもいい。 お天道様が欲しい。


 待ちに待った お日様。
 これからのひと照りは、宮城県全体で 何億円にも値するでしょう。


 それだけ貴重な貴重な お日様の光です。
 午後から、田んぼの畦草刈りをしていて、思わず見上げた青空。


 こんなに お天道様の輝きが 眩しかったとは。

 田んぼのイネが 輝いて見えました。
 どうぞ神様 毎日が お日様の光に溢れますように、お願いしま〜〜す。


2003/09/02
 9月に入り秋晴れを期待していたのですが、昨日・今日と曇りがちの天気。
 朝夕は、雨がふってきます。
イネの大敵、いもち病が 蔓延してきました。
 9月のトップ記事は、綺麗な黄金色の稲穂を紹介したかったのですが、
 怖い怖い いもち病を紹介することになりました。


 私の地域で、最も早くいもち病が発生した 田んぼを紹介しましょう。
 葉イモチ病の段階で発生し、現在は穂首イモチ病にやられ、田んぼの全面にイモチが広がりました。
 赤茶けて枯れてしまった、イネの姿が異様です。(右側の田)
 この田んぼは、収穫ゼロでしょう。
 私の田んぼからは、2キロ程はなれています。しかし、イモチ菌は胞子を半径2キロ以上飛散させ、いもち病を伝染していきます。
 確実に私の、田んぼにも病原菌が飛んできています。


 ここ数日の天気は、イモチ病が活動するのに最適な気象条件が続いています。
 写真を撮りに 田んぼに近づくとガビ臭い匂いが漂っていました。盛んに胞子を飛ばしているのでしょう。
 早いうちに予防消毒をしないと、大変なことになります。


 私の田んぼには、殆どいもち病は発病していませんでしたが、ここ数日でチラホラ見かけるようになりました。
 予防消毒を、全耕作面積で実施しました。


 穂首イモチ病です。

 穂の付け根がイモチ菌に罹り養分の補給を絶たれ枯れてしまいました。

 枝コウイモチ病です。

 モミのついている枝コウにイモチ病が発病した穂です。